いっちィーのブログ一覧

前回はWin7(32bit)からWin10(64Bit)PROにインストールしてライセンス移行が終了したところまででしたが、あれから通常のディスクトップPCとして利用できるように色々パーツ追加など行いました。

現状
Fujitsu Tx120 S3 E3-Xeon 1220 V2 3.1G
Memory 8G HDD SAS 300G Raid1構成

・サーバー機のオンボードビデオはMatrox MGA G200e
　サーバー機ですから解像度もHDではない
　(Fujutsuの2008server用のドライバしかない)
・オンボードサウンド機能はなし
・元々取り付けられているDVDドライブはDVDの読み込みだけ
　しかもCDは読み込めるけどDVDの読み込みが不安定(壊れている)
・USBは3ではなくUSB2

◆グラフィックをディスクトップ並みにする(DVD再生とか)
　1920×1080の解像度は必須

→　オンボードビデオの解像度が最新のBIOSで若干良くなるらしい。
　　現状は1280×720からHD相当にはなるらしいが・・・
→　PCie×16スロットがあるので通常のグラフィックボードが使えそう
　　手持ちのASUS EAH5450は認識したが熱が。
→　オプションにNVDIA NVS300 PCIe×1が設定されているので
　　中古品を付けてみたが認識せず。スロットの位置から熱的には良さそう。
→　BIOSをアップするにはWindows からServerviewというソフトから
　　行う必要ありでインストールしてみたがServerOSではないので無理がある。
→　BIOSをUSBメモリー起動からのオフラインアップデートで1.29.0にアップデートした。
→　NVDIA NVS300のPCIe×16を取り寄せ装着したら認識OK
　　(ダブルディスプレイも可能)

グラフィクボードはNVDIA NVS300 PCIe×16とする。隣のスロットはSAS　Raidアレイ用のLSI MegaRaidボードでかなりの熱を持つ(触ったらやけどしそうになった)ので、グラフィックボードと一緒に冷やす為の対策としてファンを追加。



ドライバーはNVDIAからダウンロードして解像度もこのディスプレイの1600×900でOKです。

ファンはこんな感じですが、かなり煩いので5Vラインに繋ぎ回転を抑えました。



DVDドライブも壊れているのでDVDも書き込み可能なマルチタイプに交換。



HDDはSAS 6Gタイプ　300GB をRaid1のミラーリングで信頼性向上



DVD再生しましたが問題なく再生しました。ただWindows 10にはDVD再生には別途アプリが必要になるので、とりあえずVLCメディアプレーヤーをインストールして再生できるのを確認。但しTX120 S3にはサウンド機能が無いので音が出ません。

◆サウンド機能を追加

→　サウンドカードではなく、USB オーディオ インターフェースを取り付け
　　 Creative Sound Blaster Play! 3という安いもの。これで十分です。



こんなものです。マイクとヘッドホン(LINE)端子が付いています。

◆Diskの状態監視はどうする

DISKの監視ですが「CristalDiskInfo」は使えないので、Fujitsu提供のServerviewではなく、本家からダウンロードしました。

→　Avago MegaRAID Storage Managerをインストールかると色々便利な機能が使えてSAShddの監視も出来ます。



Raid 構築はWeb-BIOSからも設定できるのですが、操作ミスしてシステムドライブが消えたら大変なのでWindowsのAvago MegaRAID から操作することにします。
システムを300Gのsas hddにしているのですが、データドライブのDドライブとして2つのHDDを追加してそれもRaid1のミラーリングとして仮想ドライブを追加しました。



4つのsas hddで仮想ドライブ２つのミラーリングです。

最近はUSB3という高速のインターフェイスがいけるとの事なので、USB3インターフェイスを取り付けました。



スロットはPCIe×1です。スロットも埋まってしまいました。
一応最新機器と遜色ない位ではと思います。只、消費電力としてはどうなんでしょうね?

まぁ、サーバー機もWindows 10として活用できる事が分りましたので良かったです。もちろんワークステーションの方が何も手を加えなくて良いのですけどね。

ワークステーションは音楽編集用としてHP WS Z400を使っていますが、Winodws10への変換は中々厳しいものがあると思います。高額ソフト類の移行とか、アクティベーションとか。動作保障のWS選びとか今から憂鬱です。HPのWSの最新のZシリーズはいけるらしいですが。

コンパクトな富士通のサーバー機TX120 S3を、Windows10無償アップグレードを利用して最新OSのディスクトップにする事を考えました。

もちろん、Windows Server 2008 R2はWindows10アップグレードの対象にはなっていないので、HDDからOSは削除してしまいます。
折角ですから比較的新しいHDDに変更します。

Windows10無償アップグレードは、
Windows7、Windpws8、8.1からのみです。

以前買っていたWindows7(32Bit)のOEM版のCDが余ってましたので、



1. Windows7(32Bit)をクリーンインストール
2. そのままWindows10(32Bit)にMicrosoftのサイトからアップグレード
3. Windows10(32Bit)から(64Bit)にクリーンインストール

という手順を考えて実施することにしました。

HDDはSASなので新たにRAIDはミラーリングのRAID1とし構築しました。
RAIDの構築が終わりバーチャルドライブ300Gとなります。

1. まずはWindows7(32Bit)SP1をクリーンインストール
　　IE8なのでMicrosoftのサイトが見られないし、Windows Updateが全て終わるのには丸一日掛かるか、下手すると途中で止まってしまったりとかでストレス掛かるので、とりあえずIE11をオフラインインストールする。
LANのドライバーは富士通サイトのWindows server 2008 R2用を利用する。
LANケーブルをつなぎIPアドレスはDHCPとしネット接続する。
IE11インストールの前に、Windows7のプロダクトが有効であるかアクティベーションする。
無事アクティベーション出来たならそのまま進める。アクティベーション出来ていないとWindows10はあくまで試用版のままとなるので意味が無い。

MicrosoftのIE11ダウンロードサイト

他のマシンからダウンロードしてUSBに入れてIE11をオフラインインストール

IE11がインストールできたなら、Windows 10のダウンロードサイトからWindows10にアップデートする。
この状態では、クリーンインストールではなく上書きインストールなので以前のデータ類は引き継がれる。



Windows 10(32Bit)にアップグレードできました。



インストール後、「ライセンス認証されていません」と表示されましたが、再起動後は無事「デジタルライセンスによって認証されています」と表示され一安心。無事Windows7からのライセンスが引き継がれたようです。



メモリーは8G積んでいますから32Bitでは意味無いのです。
デバイスマネージャに幾つかドライバーが入っていませんが、Windows Updateせずに、Windows 10の64Bitのクリーンインストールに移ります。
ディスプレイの解像度は1024×768でした・・・

サーバー機なのでディスプレイの解像度とかサウンド機能は無いとか、マザーボードのドライバーがあるかとか、DVDドライブの問題とか色々大変な面はありますよね。でもサーバー機なので安定性は抜群でHDDも395日動きっぱなしでも大丈夫とかの信頼性はあります。
次回はそれらをどうしたのかを述べたいと思います。