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2020年06月22日 イイね!

手持ちのアンプの点検・整備・部品交換②(Alpine 3540)

手持ちのアンプの点検・整備・部品交換②(Alpine 3540)元々、シビックEGにてマルチアンプのツイーター用として使用していたもので、シビックから乗り換えた後そのまま保管していました。
かなり年月が経ってます。

ALPINE 3540

定格出力: 30W(0.08%)×2 4Ω
Freq Responce:10Hz~40kHz?



このアンプは、このシリーズには珍しく"MADE IN KOREA" です。
部品は日本製ですから品質がどうのこうのというものではないと思います。
ですが、些細なところで組付けミスを発見しました。

最初に電源等に接続して音出ししても問題はなさそうですが、前に点検した際の3542でコンデンサーがほとんど駄目になってましたので、このアンプも同じだと考えられますね。



このアンプの方がコンデンサーの液漏れは酷かったです。コンデンサーの液がトランジスターやマイラーコンデンサー、抵抗まで侵食して固まってます。



コンデンサーは全て交換。液で侵食されたTrとマイラー、抵抗も交換します。
コンデンサーを外していくと、パスコンのマイラーコンデンサーの足が1つ半田されていません。
明らかに組み立てミスです。このアンプは当時新品で買ったものです。
パスコンですからノイズが乗らなければ問題として発覚しませんので、検査で合格になったものだと思います。でもS/N比は悪くなっているはずです。



分かりずらいですが中央のマイナスアース部分です。




基板のコンデンサーの液が固まったものを取り除きました。
侵食されたTr、抵抗、コンデンサーとカップリングの抵抗とコンデンサーも取り外しました。これらを全て交換します。画像ではまだ取っていないコンデンサーがありますがコンデンサーは全て交換です。



オーディオ用と電源用、カップリングの抵抗も金属皮膜抵抗にバイポーラオーディオ用コンデンサーに交換して交換後の画像です。

そして、電源接続し音を確認しましたらちょっと音割れがある。こんな音だっけ?と他の3542や3554と聞き比べてもやはりちょっとだけおかしいのです。
ちょっとだけ歪っぽい。と思っていたらいきなり煙幕が発生。
近くにいたのですぐ電源を切って中をのぞきましたら、コンデンサーの上の安全弁から煙が立ち上ってました。色々調べたら隣のコンデンサーと間違って取り付けてました。100μF/50Vを付けなければならないのに1000μF/25Vを付けていました。耐圧以上に電圧が掛かったのでパンクしました。



よくコンデンサーチューンとかで、耐圧の高いものを付けられる方も居られますが、そのまま耐えて間違った容量の少ないコンデンサーで動かしている個体もあるかもしれません。回路図自体が無いので、部品を取り外す前に写真撮ってメモするのですが、それでも間違ったわけです。
ですから私はわざわざ耐圧の高いものを付けるようなことはしません。基本は同じ物で無ければ耐圧の高いものとしています。
周りに吹きこぼしたコンデンサーの液を拭き取って、代わりのコンデンサーを付けました。





音出し確認良好です。かすかな歪も無くなりました。
S/N比も良好でノイズも全く聞き取れません。



特性も良好です。
低域の上昇はデッキの特性です。デッキの出力と全く同じグラフです。
Posted at 2020/06/22 20:36:37 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2020年06月20日 イイね!

手持ちのアンプの点検・整備・音割れ、ノイズの修理(Alpine 3542)

手持ちのアンプの点検・整備・音割れ、ノイズの修理(Alpine 3542)セルボに外部アンプを使用するにあたり、手持ちのアンプの古いものを点検・整備、そして修理が出来るものは修理しています。現在進行形です。
まずは、最もコンパクトで音も良くパワーもあるALPINE 3542を点検しました。

定格出力:60W (歪率0.08%)4Ω
周波数特性:10Hz~50kHz

久しぶり電源に繋ぎ音を聞きましたら、音割れが確認出来ました。微妙ですが駄目です。そして不確かなノイズもあります。このままでは使用できません。

原因を探るため裏ブタを開けましたら、電源関係のコンデンサーが全て液漏れして固まっています。



分かりますでしょうか?
左下が一次側の平滑コンデンサです。ふくらみはありませんが下から褐色の液体というか塊があるでしょう。そして中央上の二次側平滑回路のコンデンサー類も全て液漏れしています。もちろん部品としては寿命です。意外とTrやICは壊れないんですよ。スピーカーをショートしたらすぐ壊れますけどね。電子部品の中で最も寿命が短いものが電解コンデンサーです。
電源関係のコンデンサーとカップリングコンデンサーを交換することにしました。音割れやノイズはこれで治るはずです。



交換が必要と思われるコンデンサーを全て取り外して基板のコンデンサーの液が固まったものを根気よく取っていきます。



容量チェックをやったら値的にはOKでしたが、電流が流れるとコンデンサーの役割を果たさないと思われます。コンデンサーによっては上の安全弁から漏れて膨らむものと徐々に下から液が漏れるものがありますから、必ず基板から外して確認する必要があります。というか10年もたてば全て交換です。



新しいコンデンサーです。電源回路用はオーディオ用じゃなくても構いませんし、どちらかというと動作保証温度が高いものや車載用や電源用の低インピーダンスの方が良いと思います。
カップリングはやはりオーディオ用でしょうね。役割分担というか無駄をなくすというか適材適所ですね。ニチコン、東信、カップリングはMUSEを使ってます。
寸法の制限等もありますから地道に選ぶしかありません。



半田付けしました。極性に間違いがないか確認です。
そして、放熱グリスを必要な個所に塗って組付けます。



音だしとエージング(グリスを馴染ませる)でチェックします。

すると、音が無音の時にブーンとノイズがあるのに気づきました。
RCAピンを抜くと消えます。デッキに接続するとやはり出ています。
で、デッキがおかしいのかと他のアンプで確認しても何ともありません。
何かおかしいです....

ノイズが乗る条件として、
・デッキがONでありOFFの時は出ない。
・アンプ単体ではノイズは乗らない。
・デッキは他のアンプでもノイズは出ていない。
※デッキは安定化電源(ノイズ発生元)の上に乗せています。
で、デッキを電源から離したら出ません。だから一見問題ないように見えるのです。
原因として、安定化電源の電磁ノイズがデッキに乗るんですが、それをアンプ側が吸収していないでそのまま音に出してしまっているという事です。

結局再度分解して基板のパターンを隅から隅まで見ましたら、一つおかしなところがありました。



これは直した後の画像ですが、アースの塊の半田がその右のパターンに乗っていたのです。で、テスター測定にて導通していました。この右側パターンとアースにはパスコンの役割を果たすマイラーコンデンサーが接続されています。パスコンが1つ役割を果たしていなかったわけですが、私はこの部分を弄っていませんから元々な訳です。
こんなことが、例えばいつの間にかオルタネーターノイズとして現れるんですよ。
パスコンは、大きなコンデンサーでリップルを無くしたり電圧の安定とは別なのです。基板上にはいくつも0.1μFや0.047μFがあり、それは回路の塊やIC(オペアンプ等)の近くに付いています。それらはノイズ防止のために大変重要なのです。平滑コンデンサーの容量を大きくするより大事です。

過去の修理痕跡等をたどりましたら、これはどこかのサービスセンターか民間の修理屋さんで修理している証のシールが見つかりました。
修理の際に半田を修正した際の修理ミスだと思われます。



修理した半田跡ですね。そして裏蓋にショート防止用のテープが貼ってありました。



ショートした跡の上からテープで絶縁しています。

で、パスコンを働くように半田を取り除き、動作確認しましたらノイズも消えました。トータル約24時間程曲を流しっぱなしにしてエージング終了。そして再確認の為、周波数特性を測定して修理完了となりました。



周波数のグラフで低域が増大していますが、これはデッキ側の特性がそのまま出ていますので問題なしです。20kHzまでフラットです。
Posted at 2020/06/20 19:49:22 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2020年06月05日 イイね!

ETC車載器が一部使えなくなる機種?

ETC車載器が一部使えなくなる機種?ダイハツMAXで使用していたETC車載器をセルボに移植して、今日セットアップ店に再セットアップ依頼に行ったのですが、店頭で店員から「これは数年で使えなくなるかもしれないよ。それでも良かったらセットアップするけど」と、言われましてセットアップは一旦止めて帰ってきたわけです。
まぁ、たまに読み取りエラー等が発生していたのもありますが。

色々調べてみると、古い機種の一部で2022年で使えなくなるような記事を見つけました。パナソニックサイトで調べたら"スプリアス認証が旧タイプ"でした。
現在流通しているのは新セキュリティタイプで全く問題ないらしいのです。

ここに情報があります。

https://trafficnews.jp/post/81472

ETCのメーカーで詳しく説明してあります。
機種や製造番号などで判別できるそうで、気になる方は調べてみてください。

この機種が2022年で使えなくなるのかははっきり分からないのですが、セットアップしたら料金がもったいないので、新しいETCを購入する方針としました。
遠出はレクサスでこの車ではあまり高速は走らないんですけどね。
近場で下道が渋滞時などで高速を使うこともありますからね。

というわけで、昨日付けたものを早速取り外しました。

Posted at 2020/06/05 19:28:11 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

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