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2024年06月23日 イイね!

PA-301 コンデンサー等部品交換整備~電圧等点検

PA-301 コンデンサー等部品交換整備~電圧等点検ナカミチ PA-301 サブウーハー用モノラルアンプの整備で、コンデンサー他の部品入手して基板に組みつけました。

電解コンデンサーは昔ほど入手が簡単ではなく、いくつかの通販サイトで分けて購入しました。
チューンナップというよりは、当時のナカミチのオリジナルを残すという感じです。
ちょっとしたグレードアップは行っています。

電源基板のDC/DCコンバーター一次側コンデンサーは、こちらに変更。
長寿命品で6000Hです。又3300μFから4700μFに容量アップしています。



パワー用メイン電源43Vは元々63V規格の物でしたのでそれを守る形としました。
50V用でもいけますがアンプ側にもコンデンサーが二つパラであるので、こちらにオーディオ用を使っても仕方ないので、電源用低ESR品で比較的良いものです。



メインアンプドライバー用の電源は57Vと高く、63V規格品は必須です。
こちらはアンプ側にコンデンサーは無いので、オーディオ用でも良かったかもしれません。元々の220μF/63Vと同じですが、高さに5mmの余裕があります。
20mm/12.5mmですが、25mm/12.5mm品でも利用できます。



電源の他のコンデンサーは手持ちから選び、国産標準品や低ESR品等に全て交換ししました。熱くなるところは105℃品とそういう選別はしています。

画像には無いですが、電圧・リップル等は測定しています。新品コンデンサー交換後はエージングというか電圧を何十時間か掛けて、不具合が無いかパンクしないかリップルが増加しないかを見る必要がありますので、簡単にチェックしてアンプ基板側の交換に移ります。



メイン電源部の平滑コンデンサーは端子ピッチ・径・高さの関係で1000μF/50Vから1000μF/63Vに耐圧をアップしています。そしてオーディオ用のハイグレード品としました。ニチコンKWです。MUSE等はデカいので取付できません。
これは国内では一つの店舗しか売ってなかったです。



オペアンプ電源はコンデンサーを交換しただけです。ここは平滑ではないのでそのまま10μF/50Vとしました。ニチコン Fine Goldです。
今回回路変更はあえて行わず電圧は正負±19.7Vと高いままです。使用できるオペアンプの制限はあります。MAX電圧が高いオペアンプに交換予定です。



制御・保護回路部は手持ちからで、105℃品オーディオ用を使いました。金色のものよりは値段は高いです。BPコンデンサーもオーディオ用としました。



カップリングは1μFでしたので、2μFとしWIMAというフィルムコンデンサーに交換しました。WIMAの緑色はナカミチでも結構使われています。
ピンク色にしました。



電源とアンプ部のGNDケーブルが酸化していましたので交換しました。



ケースには嵌めこまず、電圧とACリップルだけ素早く測定。
ケースが放熱板の役割ですので、基板のまま長時間電源を入れておくのは避けたほうが良いです。熱暴走して壊れる場合があります。

DC/DCコンバーター一次側 電圧14V・ACリップル



メイン電源 画像は正側電源のみ


アンプ部ドライバー用 正側


オペアンプ電源 正側


シリコングリスを付けて放熱板も兼ねているアルミケースに装着し、数時間エージング。エージング中は部屋を離れないようにして時々様子を見るようにしました。もちろん音も確認。ケースがかなり熱いです。小音量ですがアイドル電流が大きいのか、3個パラですのでそれなりに熱が発生しやすいとは思いますが。
温度計で45℃位あります。



ある程度のエージングが終わったら、簡単に周波数特性等、また最大出力と定格出力の測定を実施します。
Posted at 2024/06/23 10:22:01 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2024年06月19日 イイね!

PA-301 コンデンサー型式メモ・アンプ部 清掃

PA-301 コンデンサー型式メモ・アンプ部 清掃本日はアンプ部の一部のコンデンサーを取り外しました。

アンプ部のメイン電源コンデンサーは痛みも少なく、今の所液漏れは無かったです。
1000μF/50Vのコンデンサーですが、オーディオ用でこれと同じ高さと大きさは現在はありません。
サイズは25mm×16mmです。
色々探して同じ大きさで1000μF/63V用を発注掛けました。耐圧は高い方が寿命が延びるので問題ないです。
Digikeyにはありましたが価格が高いのです。国内を探してやっとひとつの通販サイトで見つけて発注掛けました。今週中に到着するかどうかです。
OPAMPやコンデンサーなど数か所から取り寄せですので、送料等でかなりコストアップになってます。お仕事ではないので気長にやっていきます。

設備修理のお仕事の時は、壊れたパーツを手配して即座に配達してくれるバイク便というのもあったのですよ。
関西圏だけですけどね。バイク便は数時間後には部品が到着するというもの。
又、電車で部品メーカーの最寄り駅まで行って、改札口近くで部品を受け取るという現在では考えられない事もやってましたね。それだけ急ぐというものです。数分数秒を争うという時代でした。

部品の型名を記した画像です。


メイン電源のコンデンサーを外して清掃しました。


外したコンデンサーです。1000μF/50V


1990年代のMUSEです。


ついでにOPAMPを取り外してソケット方式にしました。 OPAMPはシングルですので通常のデュアルを付けたら壊れるかもしれません。


PA-302とかと違ってゲイン調整はOPAMPの増幅度を変えるという方式です。
Posted at 2024/06/19 17:17:04 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2024年06月18日 イイね!

PA-301 コンデンサー型式メモ・電源部取り外し清掃

PA-301 コンデンサー型式メモ・電源部取り外し清掃画像は電解コンデンサーを基板から取り外して、液漏れの清掃と接着剤除去を行った画像です。

取り外す前にコンデンサーの型式をメモしました。

ニチコン製とJamiconという台湾製が取り付けてありました。制御系は台湾製ですが、平滑や信号系はニチコン製です。ナカミチに関しては今まで整備した経験からニッケミ製は多分採用されていないのではと思います。

DC/DCコンバーター一次側を外した後ですが、液漏れしていました。


その前に電源部のコンデンサー型式の画像は下記です。


二次側平滑コンデンサーを外した後です。こちらも液漏れしていました。


外したコンデンサーです。約30年程経過しているようです。


電源部のコンデンサーです。かすかにコンデンサー液漏れの匂いがします。
今回は最もマシな方です。



次はアンプ部のコンデンサー形式メモと取り外しをします。

手持ちで足りないコンデンサーは発注中です。数日中には届くと思います。
それまではこういう作業をすることになります。
Posted at 2024/06/18 18:38:12 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2024年06月17日 イイね!

ナカミチ PA-301 交換部品リストアップ

ナカミチ PA-301 交換部品リストアップ整備開始したPA-301ですが、電源の供給電圧が高くコンデンサーの手持ちがありません。手配も兼ねて、オリジナルでどのようなコンデンサーが使われているのか記録する事にしました。

まず、バッテリーからヒューズ・チョークコイルを経て最初にある、DC/DCコンバーターPWM制御一次側のコンデンサー二つです。
ニチコン製 3300μF/16V (PL)というスイッチング回路用低インピーダンス品コンデンサーです。
現在のPW相当品です。
この箇所は車載したら常にバッテリーから電圧が供給されている所なので、低インピーダンスかつ長寿命品に交換します。



全体的にニチコンのPFという型番が多く使われています。制御系は台湾製が多いです。OpAmp電源平滑回路で一部MUSEが使われています。

DC/DCコンバーター二次側 ニチコン製 220μF/63V (PF) パワーTr供給メイン電源 正負二つ
頭に粉噴いています。外したら液漏れしていると思われます。



DC/DCコンバーター二次側 ドライバー段 ニチコン製 220μF/63V (PF)
正負二つ



電源は以上です。
電圧が63Vと高いのでネットにも中々思うようなパーツが無いです。

次はアンプ基板部



中央に4個並んでいるコンデンサーは、やはり(PF)という標準的な電源用コンデンサーです。ナカミチだから最高級のコンデンサーを使っているんじゃ? とはならないです。ですからパーツ交換で弄る楽しみもあります。

アンプ基板側 メイン電源 ニチコン製 1000μF/50V (PF)正負二つづつ4個



OpAmp用の電源 トランジスターとツェナーが使われています。
MUSE 10μF/50V 正負二つ ここにオーディオ用が使われています。



OpAmpは、JRC NJM5534DD 1回路用 これは良いものと交換したいですね。
ですが、サブウーハー用途なので間違ってもOPA627とかのバカ高い物には交換しませんです。



パワートランジスターは方側3つずつです。サンケン 2SC3856/2SA1492





その他の制御系コンデンサーは台湾製が多いです。これらは日本製のコンデンサーに交換予定です。
Posted at 2024/06/17 14:23:27 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2024年06月16日 イイね!

PA-301を整備 (サブウーハー用モノラルAMP)

PA-301を整備 (サブウーハー用モノラルAMP)ナカミチのPA-301を入手。モノラルアンプです。

出力も160Wあります。必要無いでしょうが....

まずは動作確認しましたが、問題なく動作はしました。
数十分動作させて煙が出ないか、異常に熱を持たないかなど確認しました。
このアンプはオリジナルを維持しているのが幸いです。
チューニングアンプなどと言って色々弄ってあるのは勘弁です。

オリジナルとは言っても、年代物なので消耗品の電解コンデンサーは交換します。色々測定して整備して車両に積み込む事予定です。

基盤を筐体から外して構造をチェック。ブリッジではなく純粋なモノラル1チャンネルアンプです。パワーTrが6個ありますので3パラじゃないかと。
電源がPA-302と同じような感じですが、モノラルで出力が倍ですから、電圧が高くないとおかしいです。ディスクリート式のドライバーは完全に1チャンネルです。
前段のOPAMPもシングルです。JRCのNJM5534が使用されています。



基板を外して筐体というかケースを洗剤で洗って、メッキの部分はコンパウンドで磨きました。外観は綺麗になりました。

元に戻して、基板の電源部分に測定用TPを半田付けしました。ショート防止で先を折り曲げています。
整備後は外します。



赤丸で囲んだところに測定用TPを半田付け



・DC-DCコンバーターのPWM電源一次側
・電源二次側(パワー用)
・電源二次側(ドライバー部)
・二次側(アンプ部) ※参考で測定
・OPAMP用の電源

全てリップルと電圧を測定 画像掲載は片側ですが、正負電源どちらもそう変わりません。

・DC-DCコンバーターのPWM電源一次側


・電源二次側(パワー用)


・電源二次側(ドライバー部)


・OPAMP用の電源


電圧をテスターにて測定

測定前は一次側の電圧を14Vに合わせます。

電源電圧はやはりPA-302より高かったです。出力が160Wありますのでブリッジでは無くモノラルなら電源電圧を上げないとパワーは出ないので、それなりの電源電圧でした。電源PCBの外観はPA-302と変わりませんが中身は違いますので、電源PCBの使い回しは出来ません。

チョークコイルの後 PWMコンバーターの一次側14V


パワー部のメイン電源の電圧は43V位


ドライバー部の電圧は57V位


OPAMP駆動用は19.2Vもありました。相変らず高いですね。
OPAMP交換するなら電圧を若干低くする必要があります。


アイドル時の電流はそれほど高くないです。2A以下。


リップル電圧は高いですので電解コンデンサーは交換必須です。

今日はこれだけの作業です。
Posted at 2024/06/16 21:45:20 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

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