前回(29)は、車をローンで買った場合の話をさせて頂きましたが、今回(30)は、個人リースの話をさせて頂きます。車をローンで買うという言い方が出来ますが、リースの場合は買うというより、使用料を払うという言い方になるかも知れません。リースは契約終了時に車をリース会社に返却することを前提としています。
既に欧米では、個人でもリースが主力となりつつありますが、日本ではまだまだ浸透していません。そもそもリースとは、レンタルとは違って、個人には馴染みが無く、その仕組みさえも理解されていないのが現状かと思われます。
リースの利点としては、税金・諸費用も含み頭金が全く必要ないということがあります。一方、ローンは、(車両代金+オプション代金)のローンを組むことが可能ですが、税金・諸費用のローンは原則不可の場合が多いと思われます。ですから、リースは下取り車もないのにいきなり頭金がゼロというのは大きな魅力があります。
以下が、某リース会社のリース料の見積りです。(単位:円)なお対象車は、マツダのアクセラスポーツです。
この見積もりから分かることは、
・ローンでは見られる金利(リース料率)の表示がないこと(リース会社のマージンが見えない)
・残存価格の設定率が低い(5年で23.1%=541,000÷2,338,200)こと
が挙げられます。
次回に続く、
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2018/10/24 20:56:17