残価設定ローンにせよ、スタンダードタイプのローンにせよ、自分が保有している車は、何時売却するか分かりませんので、何時売却しても、現金の持ち出しが無いように、ローンの返済計画を作成しておく必要あります。
(要するにローン残高<車の売却価格にすることです。)
この事は、筆者の「車の経済学(23)車をローンで買う場合、頭金は幾らが妥当なのか?」でも説明させて頂きました。
今回は、前回のBMW318i(車両本体価格469万円)の残価設定ローンの支払例を参考にローンの残高とその時の下取り(売却)予想額を比較してみました。(下取り予想価格は、あくまで筆者の推定です。)
参考までに、このBMW318iの支払例は、頭金15万円の設定でした。1年後に車を売却する可能性はあまりないかも知れませんが、仮に1年後に売却した場合、約134万円の現金を用意しなければ車を売却することが出来ません。
4年後以降は、売却した場合、利益が出てきます。車は不意に売ることも想定しておかなければなりませんので、そのためには、頭金を充分設定しておいて、いつ売却時に現金の持ち出しがない様に借入計画を立てておく必要があります。
上記のBMW318iでは、頭金を134万円以上(頭金サポート15万円を除く)入れておけば、将来の資金計画に支障はありません。(なお、輸入車の場合は、国産車に比べて、1年後の価格の低下が大きいことにも留意する必要があります。)
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2018/11/29 15:33:28