
車の経済学(5)では、新車が中古車よりお得(コストが低い)ことを数値を持って説明しました、今回は、何故、新車が中古車より、お得となる訳の原因を探ってみたいと思います。
①新車には、エコカー減税がある。
特に、プリウスはハイブリッド車なので、減税率が高くなっています。
②メーカー保証
一般保証の3年間と特別保証の5年間の対象となる修理は無償です。これにより、修繕費が大幅に節約できます。
③メンテナンス費用
新車で購入すれば、メンテナンスは、半年毎のオイル交換と1年毎のフィルター交換と限定的です。いうまでもなく、メンテナンス費用は、車歴が増えるに従って単純に増加していきます。また、新車の場合は、次の車検が2年間ではなく、3年であるということも大きな材料となっています。
上記に加え、今度は逆に中古車が新車よりも高くなる理由を探ってみました。
①中古車だと中古車販売業者の手数料が加算されます。
年限の古い車ほど手数料率は高くなります。
②中古車は値引きがない、少ない。
新車は値引きして買うのが当たり前、中古車は値引きがないか、あったとしても少しです。
③自動車ローンの金利
最近では、中古車を購入する場合でも、自動車ローンの利用は出来ますが、新車に比べて少し金利が高くなってしまいます。
④現在では、新車の販売台数は、中古車の販売台数を下回っています。よって、中古車の販売業者は新車の買取りに積極的ですので、新車の保有者は、買取業者に対して有利に交渉を進められます。
確かに、中古車は、車両代金が新車よりは安いです。しかしながら、5年間の保有コストでは、逆転して新車の方が低くなることもあります。車選びは慎重に、同じ車種なら中古車よりも新車の方が魅力的です。
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Posted at 2018/07/19 00:41:30 | |
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