
車は長い年数乗れば乗るほど、維持費(コスト)が安くなると良く言われています。維持費節約のために実行されている方も多いかと思います。 これは本当でしょうか?
2000CCクラスの新車を買えば、出費は200万円を下りません。それよりも、現在保有している車を乗り続ければ、車検・ガソリン代等の維持費だけ(年間40~50万円程度)で済み、長く乗り続ければ、確かに、お得感がある様な錯覚に陥ってしまいます。
結論から言いますと、車は長い年数乗っても維持費(コスト)は安くなるというものではありません。
以下の表は、インプレッサ・スポーツとプリウスのそれぞれの1年当たりの維持費の推移です。(車のコストの計算方法は「車の経済学(2)」
プリウスなら、3年間乗った場合、1年当たりのコストが50.3万円となります。一方、8年間~9年間乗ると1年当たりコストは、それぞれ49.2万円となり、微妙には低くなりますが、車は経過年数が長くなればなるほど、メンテナンス費用や修理代の予想が難しくなり、不安を抱えてまま、車に乗ることになってしまいます。
プリウスでも3年間毎に買い替えるのと9年毎に買い替えるのとほぼ同じコストなら、どちらがお得なのか、趣味の問題もある知れませんが、やはり3年毎に買い替える方が懸命の様な気がします。
車の技術の進歩は激しいので、3年毎に買い替えて、進歩した最新の車に乗る方が心地良いし、燃費も向上し、安全性も高くなっているかと思います。それに、3年毎に買い替えればディーラーのお得意様にもなれ、新車の値引き幅もずっと大きくなるかも知れません。
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Posted at 2018/07/20 13:33:03 | |
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