
日本人は、車を購入する前にリサーチにかける時間が最も少ないことを「車の経済学(1)」では説明をしました。
そして、車の維持費(コスト)を節約するためには、償却費の少ない(=下取り価格が高い)ことが最も重要であることを「車の経済学(2)」で説明しました。
今回は、車の維持費(コスト)の中で、下取り価格がどれだけ車種によって異なるかを説明したいと思います。
以下は、Fクラスで、新車の車両価格が220万円前後の車の下取り価格の推移となります。
・3年後の下取り価格では、プリウスとシルフィーでは56万円の差
・7年後の下取り価格では、インプレッサ・スポーツとシルフィーが約50万円の差
となっています。プリウスを3年間乗った方と、シルフィーを3年間乗った方では、次回の買い替え時の車の購入価格が、56万円も違ってしまうことになってしまいます。
従って、車を購入する場合には、自分の想定する保有期間を定めて、下取り価格の最も高い(低下率が低い)車を選択することが何よりも維持費の節約につながります。
下取り価格の差は、燃費(ガソリン代)の差以上に車の維持費(コスト)に影響を与えることがお分かり頂けたと思います。
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Posted at 2018/07/22 16:50:17 | |
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