
残価設定ローンの最大のメリットは、購入時に下取り価格が保全される点にあります。従って、残価設定率の高いローンなら、現金で購入できたとしても、あえてローンを活用し、月々の返済を最低金額(例えば、1万円とか)とすれば金利負担も少なくとも済みます。
ローン返済中に、もし他の中古買取り会社からは高い買取り価格を提示されたら、ローン会社の事前承認を得れば、他の中古買取り会社に売却して期限前返済することも可能です。
特に日本の車は、モデル・チェンジが頻繁に行われ、モデル・チェンジされると旧車の価格は激減する恐れがあります。残価設定ローンは、残価が購入時に保全されていて、その心配はありません。
日本車でも下取り価格(残価)の高く、価格の低下率の低い車は、幾つかあります。以下がその例ですが、これらの車はファイナンス会社が相応の高い残価率を設定していない可能性があり、その場合は、残価設定ローンを利用せず、金利が低い一般ローンを活用した方が賢明かも知れません。
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Posted at 2018/07/28 22:45:12 | |
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