仕事柄、東京から地方へ出張する機会が多いのですが、地方に行って気づくことは、外車(=外国メーカー車)をあまり見かけないという事です。 というか、東京には外車が溢れかえっています。
確かに、都道府県別の外車の保有比率(外車の保有台数/車の保有台数)は、東京が16.2%で突出しています。因みに2番手が神奈川(9.9%)、3番手が大阪(7.6%)となっています。
東京、神奈川が外車の比率が高い主な理由として考えられるのは、所得が高いという事ですが、所得も東京が全国でトップ、2番手が神奈川ですが、こちらは他の道府県と比較して、突出しているという訳ではありません。
その他に理由として考えられるのは、東京は世帯当たりの車の復及台数が突出して低く(0.445台/世帯)で、全国トップの福井県(1.749台/世帯)に比べると25%程度になっています。
一方、車を保有する世帯の比率は、全国平均では76.8%、首都圏で64.6%、東京23区では何と35.8%となっています。(2017年乗用車市場調査)
東京や神奈川では、交通機関の発達により、世帯で車を2台以上持つ必要性が乏しく、1台持てば生活が成り立ち、その結果、高価な外車に手が届くということが最大の理由と考えます。東京では車は生活必需品というよりも、余暇(レジャー)の道具かも知れません。
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Posted at 2018/08/16 16:51:14 | |
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