
ハイブリッド車というと、トヨタのプリウスやアクアを連想しますが、プリウスにせよアクアにせよ、モデルとしてはハイブリッド車のみであることから、ガソリン車との比較は容易ではありませんでした。
最近になって、トヨタのアルファードやヴェルファイア、そしてホンダのヴェゼル等が、同一車種でかつ同一排気量のモデルで、ハイブリッド車とガソリン車をそれぞれ販売しているので、ハイブリッド車とガソリン車の経済的な比較が可能となってきました。
そこで今回は、ホンダのヴェゼルで、ハイブリッド車とガソリン車のどちらがお得なのかを試算してみました。
購入時期は、消費税が増税された今年の10月を想定しています。
① ハイブリッド車
② ガソリン車
車両価格は、ハイブリッド車の方が約39万円(=2,505千円−2,113千円)、ガソリン車より高くなっています。
ハイブリッド車には、エコカー減税やグリーン化特例の適用があり、燃費も優れている(27.0km/ℓ> 21.2km/ℓ)います。
しかしながら、5年間のランニングコストで見る限り、ガソリン車の方がお得と言えます。
ちなみに、今回のランニングコストの比較は、年間走行距離が10,000キロを前提としていますが、もし年間走行距離が25,000キロを超えるとハイブリッド車の方は、お得になると想定されます。
一見、ハイブリッド車の方がお得感としてはありますが、車両価格が高いため、ガソリン車と比較して、歴史のあるガソリン車には、まだコストの面では超える事ができません。
(次回に続く)
「車の経済学」(田理順著、アマゾン電子書籍)
Posted at 2019/07/14 18:05:09 | |
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