
コロナウィルスの影響で、テレワークを実施されている企業は、多数あるかと思います。テレワークは、事務職の方はともかくも、お客さんを訪問しなければならない営業マンは、少し厄介かも知れません。
本日、当社の郵便受けに、アベノマスクではなく、某社のカーシェアの宣伝チラシが投函されていました。そのチラシの内容は、テレワークを採用・推奨している会社に対し、社用車の代わりに、営業マンが自宅の近くで某社のカーシェアを利用し、お客様を訪問すれば、営業効率もアップするし、車両コストもダウンしますというセールス・トークを提案したものでした。
ちなみに、某カーシェアリングの料金体系は、以下の通りとなっています。
仮に、営業マンが、マツダのデミオを1日当たり6時間、月15日間、1日当たりの移動距離50Kmとして、カーシェアを利用しますと、1ヶ月当たり料金は;
時間課金:4,290円×15日=64,350円/月
距離課金:50Km×16円×15日=12,000円/月
となり、カーシェアの1ヶ月当たりの総経費は、76,350円となります。
では、カーシェアではなく、マツダのCX-2をリースした場合は、どの位の経費となるでしょうか、某リース会社の見積もりでは、リース料(5年リース)が月29,700円、これに燃料代および駐車場代(営業マンの自宅近辺の駐車場を利用)を加えた経費は以下の通りとなります。
リース料:29,700円/月
ガソリン代:50km×15日/25km×105円=3,150円
駐車場代:15,000円/月
合計で51,000円となり、月当たりに何時間利用するかにもよりますが、明らかにカーシェアよりも、リースの方がお得となります。
51,000円 < 76,350円
もし、テレワークが本格的に定着するならば、会社が社員に車をリース(貸与して)、駐車場は社員の家の(または近くの)駐車場を活用し、平日は、仕事に利用し、週末はその社員が専ら個人的に利用するというのが、真の意味でのカーシェアと言えそうです。
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Posted at 2020/04/28 00:06:57 | |
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