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2022年10月13日 イイね!

車の経済学(59) 中古車の経済学③(中古車のメンテナンス費用)

車の経済学(59) 中古車の経済学③(中古車のメンテナンス費用)車は、経年劣化をともない、部品・消耗品を交換させる必要があり、基準をクリアしないと車検に合格できません。新車を購入した場合には、2回目以降の車検については、最低限のメンテナンス費用がかかりますが、費用の目安は以下の通りとなります。

なお、中古車の場合には、新車購入時の時点から換算して、購入後、将来どの位のメンテナンス費用が必要となるのか、ある程度、把握しなければなりません。

(表10)


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車の経済学・番外編
中古車の悲劇(ホンダ・シビック)

何とも痛ましい事故が起きてしまいました。



読者の方も既にご存知かと思いますが、プレミアムのついたホンダ・シビック(タイプR)の中古車を中古車購入者への納車前に好意で、中古車ディーラーの方が試運転している際に、交差点に信号無視した車と衝突し事故に遭遇してしまいました。相手方の信号無視なので、10割相手方の過失と思われるものの、相手方の保険会社から提示された賠償価格が、何と180万円(中古車の購入者の購入価格は、およそ400万円程度)で、補填率が45%程度になってしまったということです。

問題は、何でこういう不都合が生じてしまったという事です。

問題の根幹は、自動車の任意保険制度にあります。

自動車の任意保険は、事故の車両保険と、事故を起こした場合の相手方の対物保険がありますが、事故を起こした車両の経過年数・走行距離等を鑑みて、およそ機械的に査定が行われてしますので、人気のある中古車のプレミアム価格が反映されにくい状況にあります。

ホンダ・シビック(タイプR)が、事故に遭遇した場合、保険会社の査定価格は、以下の通り、下取り価格を前提とされますので、中古車としての販売価格より、低くなってしまいます。保険会社の査定価格は、中古車市場における人気車としてのプレミアム価格を迅速に取り入れることが難しいため、今回の様な結果になってしまったかと思います。今回の事故になってしまった対象車は、何年度の発売だったかは不明です。





今回の事件に関して、中古車ディーラーは、保険会社から提示のあった査定価格に不都合を感じ、少しでもプレミアム価格を反映した査定価格になるよう、訴訟を起こすとのことで、今後の成り行きには要注目です。


(次回に続く)

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Posted at 2022/10/13 16:09:54 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ

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