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2022年10月15日 イイね!

車の経済学(61) 中古車の経済学⑤(お得な中古車)

車の経済学(61) 中古車の経済学⑤(お得な中古車)車の経済学(61)
中古車の経済学⑤(お得な中古車)

1) 現所有者が現所有車を下取り・買い取りしてもらうという観点から;

残価率が高い車ということになります。ただし、残価率が高い車は、個性的な車が多い傾向にあります。国産車と比較すると、輸入車の残価率の格差は大きく異なり、中でもロータス・エリーゼは、3、5年、7年および9年後の残価率がいずれも高い水準にあります。

(表12―1)輸入車の残価率の比較


一方、残価率が低い車は、中古車としての販売価格が低くなりますので、お買い得と言える可能性もありますが、輸入車はメンテナンス費用が想定よりも高くなることもありますので、充分情報を入手してから購入することをお薦めします。


国産車の残価率は、輸入車と比較すると、然程、格差はありませんが、その中でもマツダのロードスター、ニッサンのGTR、トヨタのプラドおよびFJクルーザーは、高い残価率を残していますが、いずれも個性的な車となります。

(表12-2)国産車の残価率の比較


2)中古車を購入する消費者の観点から;

逆に、新車時の販売価格に比較して、中古車として販売される販売価格が低い車(低下率=1-中古車販売価格/新車時販売価格とします)ということになりますが、以下の2モデルは、低下率が大きい車ということになります。

以下の中で、トヨタ・ヴィッツはヤリスというモデルに変わりました。製造が終了したモデルは、ヴィンテージ・モデルとしての期待もあり、価値が高くなる可能性も秘めていますが、ビッツは、名称変更ということも云えますので、今のところ、価値が高くなるかどうかは予測がつきません。

(表13)価格の低下率が大きい車

【ニッサン・マーチ】



【トヨタ・ヴィッツ】



いずれにせよ、中古車を購入する場合は、中古車としての潜在的なメンテナンス費用を充分な検討をしてから購入すべきです。中古車の購入を否定する理由は全くありませんので、中古車は販売価格のバラツキが多く、お買い得となる可能性も充分秘めていますので、お宝車に出会う可能性もあります。


(次回に続く)

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Posted at 2022/10/15 15:28:50 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ

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「車の経済学(68) 走行距離課税の経済学⑤ http://cvw.jp/b/2877098/46622881/
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カー・エコノミストの田理順(でん りじゅん)です。 BMWに約10年間乗りましたが、度重なる故障(何回ものランプ切れ、冷却水漏れ、オイル漏れ、パワーウィン...
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