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2018年08月04日 イイね!

車の経済学(15) マイカー>>>カーシェアリング

車の経済学(15) マイカー>>>カーシェアリング
カー・シェアリングの市場が拡大しています。大手T社では、会員数が100万人を、車両台数が2万台を超えているということです。

定年退職または子供たちの独立を機にマイカー辞め、レンタカーまたはカー・シェアリングに替えたものの、暫くもすると、マイカーを再取得される方も大勢いらっしゃるのではないかと思います。

「所有から使用の時代へ」時代の潮流に乗ったのがカーシェアリングだった筈ですが、日本では、今後も浸透していくかどうかは疑義が持たれます。少なくても、首都圏居住の方なら、マイカーを辞めて、交通機関、レンタカー、タクシーを利用した方が経済的には、お得な筈ですが・・・

そこで、カー・シェアリングの経済性について、検討して見たいと思います。

以下は、東京・麹町→大阪・梅田までの1km当たりの移動コストです。(単位:円)特徴としては、乗換回数または移動時間が多いほど、1km当たりの移動コストが低くなっています。マイカー(インプレッサ、プリウス)については、一家4人ならコスト的には、他の交通手段と大差がありません。



一方、カー・シェアリングの1km当たりの移動コストをケース・バイ・ケースで算出してみました。結論としては、マイカーのインプレッサとプリウスとそう大差がありません。


マイカー・インプレッサ:60.7円/km
マイカー・プリウス:54.0円/km



カー・シェアリングのコストが安いという理由は、車での合計の移動距離が短くなっただけで、移動コストの単価(km当たり)自体が安くなる訳ではありません。マイカーなら好きな車で、年の移動距離が1万キロ、カーシェアリングなら与えられた車で3000キロ、貴方ならどちらを選択しますか?1年7000キロの違いが私たちに新たな出会い、発見、価値観などをもたらして、人生を豊かにしてくれる筈です。やはり、マイカーがに限ります!



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Posted at 2018/08/04 14:17:01 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ
2018年08月03日 イイね!

車の経済学(14) 新車の5年間の維持費を比較しました!

車の経済学(14) 新車の5年間の維持費を比較しました!
車の経済学(2)では、スバルもインプレッサ・スポーツの5年間の維持費(=保有コスト)の計算方法について、紹介しました。ここでは、概ね2000CCクラスの各主要モデルの5年間の維持費について、比較してみたいと思います。まずは、最初のまとめの表をご覧ください。

新車の車両価格(税込み)と5年間の保有コストの数字を計算して、5年コスト/新車価格の比率も計算してみました。比率の数値が大きいほど新車購入後の維持費が高いことを示します。プリウスは、1.09倍という素晴らしい比率を残しています。


まとめ



以下、単位(円)走行距離は年間1万キロを想定、燃費はJC08モードをそのまま使用













さらに、驚くべき数字は、BMWで0.99倍ということで、新車価格内で5年間の維持費が収まることを意味しています。もっともBMWは、新車価格の設定が高すぎるという見方もできます。

いずれにせよ、5年コスト/新車価格の比率が高いモデルについては、車の購入後に維持費が余計にかかることを意味しています。ただし、ローンで購入しますと車両価格に金利がかかってきますので、5年間の保有コストが少し変わってきます。ローンは上手く活用したいですね。

もっとも、新車でも7年間の保有コストを見た場合、あるいは中古車の5年間の保有コストを比較した場合には、まったく事情が異なってくる可能性があることに留意しなければなりません。



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Posted at 2018/08/03 14:52:26 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ
2018年08月02日 イイね!

車の経済学(13) 車のリースは本当にお得なのか?

車の経済学(13) 車のリースは本当にお得なのか?
100台以上の車を保有する法人の75%が、リースを活用しています。理由は、支払いの標準化(毎月均等)を行うことです。車両取得(減価償却)、税金、車検等の不定期な支出をそのまま計上していたら、月次決算など管理が困難となってしまいます。

個人に就きましては、車はローンで買っても、リースを活用されている方は多くないと思います。リースを活用すれば、車両代金、税金、諸費用、一部のメンテナンス費用込みで、月々定額のリース料を払えば済む話なので、煩わしさがなく、魅力的ではあります。

そこで、東京日産の個人リースP.O.P(ノート:E-POWERメダリスト)を例にとって、お得かどうかを検証しました。(単位:円)
総額約273万円に対して、月々39,528円のリース料を60回払い、5年後に車両を返還する(代物弁済)仕組みです。3年を経過したら精算金を払って他の車に乗り換えることも可能です。5年後の設定残価率は23%程度で高くも低くもありません。



因みに新車価格は5%割引という前提ですと、年率1.55%の料率(ローンの金利と同じ)になります。現在、メーカ系のファイアンス会社の金利と比較して、1.55%の金利はそう低いとも言えませんので、お得感はありません。

最後に、リースとローンの違いですが、ローンは残債を返済すれば、車の所有権が得られますが、リースは中途解約金を払って、車を返還しなければなりません。実態として、ローンは頭金を払って残額だけに金利がかかりますが、リースは車両代金と税金等の総額に金利がかかってしまいます。リースが個人に定着するには、まだ時間がかかりそうです。


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Posted at 2018/08/02 12:04:39 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ

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「車の経済学(68) 走行距離課税の経済学⑤ http://cvw.jp/b/2877098/46622881/
何シテル?   12/23 14:54
カー・エコノミストの田理順(でん りじゅん)です。 BMWに約10年間乗りましたが、度重なる故障(何回ものランプ切れ、冷却水漏れ、オイル漏れ、パワーウィン...
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