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2018年10月24日 イイね!

車の経済学(30) 月々支払い○○円はお得か?(リース編②)

車の経済学(30) 月々支払い○○円はお得か?(リース編②)
以下は、マツダが行っている残価ローンとの比較表です。リースと残価ローンは、言ってみれば車の使用対価を支払うということでは、同一の概念ですが、

現状のリース会社とメーカー・ファイナンス会社のローンとの比較は、現状の双方の広告宣伝方法では、個人では極めて困難で、自分なりに比較表を作成する必要があります。といいても、
そう簡単ではないかも知れません。




リースの残価率は、残価ローンの残価率と比較しても、リースの方が低いことが一見して分かります。マツダの5年残価ローンの残価率32.4%ですので、9.3ポイントも残価率が異なっています。

リース会社からのリースは、リース契約終了後は、処分価格と清算(いわゆるオープン型)となっていますが、リース会社ですから、メーカー・ディーラーと違い、処分価格にリスクが取れず、保守的に残存価格を設定していますが、ユーザーからすれば、その低い分に対応するリース料を払う必要があります。

因みに、このリース会社の見積もりでは、金利を換算すると3.09%程度となり、一見ローンの金利と遜色が無いように思えますが、やはり総支払額はリースの方が大きくなってしまう恐れがあります。

ひとつの考え方として、購入時の税金の支払いまでリースに取り組み必要があるのかという疑問です。車は価値がありますので、金利を支払ってまでもローンしたり、リースしたりするのは合理的と考えることが出来ても、税金自体に付加価値などはありませんで、ローンしたり、リースしたりするのは合理性がないと考えます。

ということで、現状では、メーカー系ディーラーが行っている残価設定ローンに軍配が上がります。




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Posted at 2018/10/24 21:07:26 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ
2018年10月24日 イイね!

車の経済学(30) 月々支払い○○円はお得か?(リース編①)

車の経済学(30) 月々支払い○○円はお得か?(リース編①)

前回(29)は、車をローンで買った場合の話をさせて頂きましたが、今回(30)は、個人リースの話をさせて頂きます。車をローンで買うという言い方が出来ますが、リースの場合は買うというより、使用料を払うという言い方になるかも知れません。リースは契約終了時に車をリース会社に返却することを前提としています。

既に欧米では、個人でもリースが主力となりつつありますが、日本ではまだまだ浸透していません。そもそもリースとは、レンタルとは違って、個人には馴染みが無く、その仕組みさえも理解されていないのが現状かと思われます。

リースの利点としては、税金・諸費用も含み頭金が全く必要ないということがあります。一方、ローンは、(車両代金+オプション代金)のローンを組むことが可能ですが、税金・諸費用のローンは原則不可の場合が多いと思われます。ですから、リースは下取り車もないのにいきなり頭金がゼロというのは大きな魅力があります。

以下が、某リース会社のリース料の見積りです。(単位:円)なお対象車は、マツダのアクセラスポーツです。





この見積もりから分かることは、

・ローンでは見られる金利(リース料率)の表示がないこと(リース会社のマージンが見えない)
・残存価格の設定率が低い(5年で23.1%=541,000÷2,338,200)こと

が挙げられます。

次回に続く、




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Posted at 2018/10/24 20:56:17 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ
2018年10月24日 イイね!

車の経済学(29)  月々支払い○○円はお得か?

車の経済学(29)  月々支払い○○円はお得か?
最近の車の販売広告では、月々のお支払い9,800円からというパターンのうたい文句が良く見られます。もっとも注意深く見るとボーナス払い併用があり、頭金の設定もありますので、このうたい文句自体は、購入者に響くものとは言えません。


メーカー系ファイナンス会社は、今後、残価設定ローンまたは個人リースの比率を増やしたいと公表していますが、これは携帯電話の月々支払いを参考・対抗しています。

以下の表は、ホンダ・フィットとマツダのアクセラスポーツを3年毎(50年間で17回、車を購入)、5年毎に買い替え(50年間で10回、車を購入するとします)、それぞれの期間に対応する3年間のローン、5年間のローンで購入した場合のシミュレーションですが、通常のローンと比較すると残価設定ローンがお得なことが分かります。



この表で注意すべき点は、フィットもアクセラスポーツも自動車取得税・重量税がエコカー減税の対象となりゼロとなっていること、車の購入時に支払う付随費用は、登録の代行手数料のみとして計算していることです。

残価設定ローンでも、フィットとアクセラスポーツでは両車とも車両代金はほぼ同じですが、残価率と金利の違いにより、50年間での支払総額に大きな差が生じています。

この様に、残価設定ローンは、車の買い替えサイクルにもよりますが、上手く活用すれば、消費者にとって大きな味方となり得ます。

ただし、残価設定ローンは、諸条件があり、ファイナンス会社でも取り扱いが違いますので、充分に理解・納得した上で活用していくことをお願いします。




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Posted at 2018/10/24 16:51:38 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ

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