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2018年11月02日 イイね!

車の経済学(32) 月定額 乗り放題も登場!

車の経済学(32) 月定額 乗り放題も登場!

トヨタが昨日、個人向けの定額乗り放題のサービス「KINTO」を2019年から開始することを発表しました。詳細は未だ分かりませんが、どんなサービスを提供してくれるのか大変期待しています。

乗り放題サービスについては、イドム社(旧ガリバーインターナショナル)が運営する「ノレル(NOREL)」がありますが、新車についてはは、月79,800円(税抜)~、中古車については月59,800円(税抜)で、既にサービスを開始しています。

サービス内容は、個人向けリースですが、リース期間が10ヶ月または走行距離が5,000キロの早い方という、変わった契約となっています。諸税金および登録時の諸費用はリース料に含まれています。

仮に、新車で月額79,800円のサービスを利用した場合、ミニクーパー3ドア(車両価格:348万円)に乗れることになりますが、10ヶ月間利用するとリース料が総額861,840円となります。

このミニクーパー3ドアを自分で購入して、10か月後に売却した場合、雑な計算ですが、コストは、137万円程度になりますので、この定額サービスは圧倒的に安くなる仕組みです。

10ヶ月毎または走行距離5,000キロ毎に、新車を買い替える方はそういないとは思いますが、短期間に多くの車に乗ってみたい方には、お薦めのサービスと言えます。因みに、対象車種は価格の高い輸入車の様です。

中古車については、最短で5ヶ月間で次の車に乗換が可能になります。



これまでも何回か説明させて頂きましたが、リース契約は、個人にとって未だ馴染みもなく、制約が色々ありますので、充分に契約内容およびコストを検討した上で、利用して頂くことをお願いします。






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Posted at 2018/11/02 14:59:20 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ
2018年11月01日 イイね!

車の経済学(31) 月定額制は車にも定着するか?②

車の経済学(31) 月定額制は車にも定着するか?②
前回、リースに比べて、残価設定ローンの方に軍配が上がったことになりますが、必ず、残価設定ローンがリースより安いとも断定はできません。

以下は、前回登場した某リース会社の期間別のリース料と想定金利ですが、期間が長くなればなるほど、想定金利が低くなっています。




例えば、9年間の長い期間に乗りたいということであれば、ローンの場合は、9年間という借入期間は一般的ではありませんので、月額定額制を利用するとことならリースも利用価値があるかも知れません。

しかしながら、繰り返しとなりますが、リースという取引は、未だ個人には馴染みが無く、法律的な保全も弱いことから、充分リースの仕組みを理解しなければなりませんし、金利も自分で計算する必要があります。


金利の定義は様々で、リース会社から言われた金利を鵜のみにするわけにも行けません。従って、車を所有する事から使用する事への価値を転換したい方は、
残価設定ローンで残価の在り方、金利の数字・計算方法等のエコノミクスに充分なれて頂いてから、リースの利用を始めることをお薦めします。

それには、自分の乗っている車の残価(市場価値)に敏感になってもらうことが重要です。

また、車のローンの市場は大きく競争が激しい(購入者の半分以上がローンを利用)ですが、リースの市場はまだまだ小さく市場が未熟であることも付け加えさせて頂きます。

さらに、ディーラは今後、残価設定ローン、個人リースを拡大するためにセールスマンの教育を重視すると言ってますが、金融の話は、短期的にそう簡単にプロフェッショナルになれる人は限定的かも知れず、商品の方が先行していってしまう恐れがあります。


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Posted at 2018/11/01 19:02:54 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ
2018年11月01日 イイね!

車の経済学(31) 月定額制は車にも定着するか?①

車の経済学(31) 月定額制は車にも定着するか?①
携帯電話で定着している毎月一定の料金を払えば良いとする「サブスクリプション(定額制)」が自動車の販売にも導入され始めています。毎月一定の料金を支払えば、複数の車に乗り換えられる点がメリットとなっています。

対象期間についても1年から9年と自由に設定できることも魅力の一つとなっています。当初の3年間はBMWに、次の3年間はレクサスにと車を保有せず、保有から使用へという車のトレンドに乗った商品ということで、今後、拡大する余地も高く、多数の会社が今後参入することが予想されます。

まず、携帯電話の定額制と車の定額制では、大きな相違があることを認識しなければなりません。携帯電話の電話機の定額(分割払い)は、金利がゼロなのに対して、車の定額制(ローン、リース)金利が含まれていることです。

車のローン(割賦販売)は、法律により金利を消費者に告知しなければなりませんが、リースの場合は、明確な規制がなく、金利(料率)は、消費者に告知されずに契約が締結されてしまいます。従って、私達、消費者自身で金利(料率)に相当するものを自ら計算し、高いのか低いのかを認識する必要があります。

決して、リース取引が悪いということを申し上げるつもりはありませんが、金利もさることながら、リース取引には、未だ個人ユーザーが慣れていない、例えば中途解約等の幾つかの制約がありますので、充分、リースの仕組みを熟知した上で、リースを利用すべきであると申し上げなければなりません。

経済的な観点から、リースとほぼ同じ効果を得られるのが、残価設定ローンです。以下、ホンダのフィット((13G・F FF CVT 車両価格1,428,840円(税込み)、オプション一切なし)で、残価設定ローン(ホンダファイナンスのローンで、金利3.9%/年)と某リース会社(車のメーカー系ではない)の月額課金方式(リース料金)の比較を、期間3年間と5年間とで、それぞれ行ってみました。





結果としては、3年間と5年間の双方で、残価設定ローンの方が月額課金方式(リース料金)より、はるかに安いことが分かりました。この結果を鑑みて、今後の展望を次回探っていきたいと思います。


(次回に続く)


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Posted at 2018/11/01 18:56:05 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ

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