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2022年10月22日 イイね!

中古車の経済学⑦(お得な中古車(その2))

中古車の経済学⑦(お得な中古車(その2))


前回は、お得な中古車としてスズキのジムニーを紹介させて頂きましたが、今回は輸入車でお得な中古車を紹介させて頂きます。
大変個性的な車となりますが、ランドローバーのディフェンダーです。



現行モデルは、2年前に発売されたばかりですが、残価率(=買取価格/新車価格)を残しており、従前のモデルは2015年に生産が終了したこともあり、希少価値が高まっています。

以下は、今年になってからのディフェンダーの残価率(=買取価格/新車価格)の月次推移ですが、いずれの月も100%を超えています。



2015年に生産終了した従前のモデルでも、残価率は95%程度となっていますので、残価率が最も低下しない車の一つと言っても良いかも知れません。


現在、新車は納車1年待ちということですが、中古車を少し高い価格で買い、数年乗ったとしても、買取価格は高値を維持していますので、中古車としてもお得と云えます。

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7回にわたり連載しました「中古車の経済学」は、今回でいったん終了させていただきます。ご高覧有難うございました。


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Posted at 2022/10/22 22:30:55 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ
2022年10月22日 イイね!

車の経済学(62) 中古車の経済学⑥(お買い得な中古車)

車の経済学(62) 中古車の経済学⑥(お買い得な中古車)今回はお買い得な中古車を紹介させて頂きます。

お買い得の中古車の一つとしての特徴は、経年変化で価格の低下が緩慢な車となります。概して、車の残価の低下率は、新車として販売された1年後が一番大きいのですが、その落ち込みの激しい1年落ちの中古車を取得し、2年目以降の残価率の低下が低く、リセール価格があまり下がらないという特徴を持つ車になります。

その一つがスズキのジムニーとなります。

ジムニーは1年後の残価がさほど低下する訳ではありませんが、1年落ちの中古車を購入した場合、以後3年間、残価率の低下があまりないので、1年落ちの中古車を購入し、3年間利用(保有)し続け、3年後にリセールするという方法なら、車両の所有コスト(償却費)を最大限に抑えることが可能となります。

唯一の問題は、2オーナーの中古車となりますので、リセール価格が多少低くなるかも知れません。

具体的には、1年落ち落ちのジムニーを139万円で購入し、3年間保有し続け、3年後に109万円でリセール出来れば、1年当りの車両費(=償却費)は、僅か10万円ということになります。






(次回に続く)


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Posted at 2022/10/22 14:34:05 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ
2022年10月15日 イイね!

車の経済学(61) 中古車の経済学⑤(お得な中古車)

車の経済学(61) 中古車の経済学⑤(お得な中古車)車の経済学(61)
中古車の経済学⑤(お得な中古車)

1) 現所有者が現所有車を下取り・買い取りしてもらうという観点から;

残価率が高い車ということになります。ただし、残価率が高い車は、個性的な車が多い傾向にあります。国産車と比較すると、輸入車の残価率の格差は大きく異なり、中でもロータス・エリーゼは、3、5年、7年および9年後の残価率がいずれも高い水準にあります。

(表12―1)輸入車の残価率の比較


一方、残価率が低い車は、中古車としての販売価格が低くなりますので、お買い得と言える可能性もありますが、輸入車はメンテナンス費用が想定よりも高くなることもありますので、充分情報を入手してから購入することをお薦めします。


国産車の残価率は、輸入車と比較すると、然程、格差はありませんが、その中でもマツダのロードスター、ニッサンのGTR、トヨタのプラドおよびFJクルーザーは、高い残価率を残していますが、いずれも個性的な車となります。

(表12-2)国産車の残価率の比較


2)中古車を購入する消費者の観点から;

逆に、新車時の販売価格に比較して、中古車として販売される販売価格が低い車(低下率=1-中古車販売価格/新車時販売価格とします)ということになりますが、以下の2モデルは、低下率が大きい車ということになります。

以下の中で、トヨタ・ヴィッツはヤリスというモデルに変わりました。製造が終了したモデルは、ヴィンテージ・モデルとしての期待もあり、価値が高くなる可能性も秘めていますが、ビッツは、名称変更ということも云えますので、今のところ、価値が高くなるかどうかは予測がつきません。

(表13)価格の低下率が大きい車

【ニッサン・マーチ】



【トヨタ・ヴィッツ】



いずれにせよ、中古車を購入する場合は、中古車としての潜在的なメンテナンス費用を充分な検討をしてから購入すべきです。中古車の購入を否定する理由は全くありませんので、中古車は販売価格のバラツキが多く、お買い得となる可能性も充分秘めていますので、お宝車に出会う可能性もあります。


(次回に続く)

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Posted at 2022/10/15 15:28:50 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ
2022年10月14日 イイね!

車の経済学(60) 中古車の経済学④(中古車のオールイン・コスト)

車の経済学(60) 中古車の経済学④(中古車のオールイン・コスト)トヨタ・アクアの例で、以下のケースそれぞれの5年間のオールイン・コスト(=購入費用+維持費+走行費用)を試算しました。(走行距離は、10,575km/年として計算)




オールイン・コスト(=購入費用+維持費+走行費用)で比較するという前提なら、1km当たりのコストでは;

新車(41.5円/km)<3年落ち中古車(45.4円/km)<5年落ち中古車(67.4円/km)

となり新車が、3年落ちまたは5年落ち中古車に比較して、一番オールイン・コストが低いということになります。


(次回に続く)


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Posted at 2022/10/14 13:42:37 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ
2022年10月13日 イイね!

車の経済学(59) 中古車の経済学③(中古車のメンテナンス費用)

車の経済学(59) 中古車の経済学③(中古車のメンテナンス費用)車は、経年劣化をともない、部品・消耗品を交換させる必要があり、基準をクリアしないと車検に合格できません。新車を購入した場合には、2回目以降の車検については、最低限のメンテナンス費用がかかりますが、費用の目安は以下の通りとなります。

なお、中古車の場合には、新車購入時の時点から換算して、購入後、将来どの位のメンテナンス費用が必要となるのか、ある程度、把握しなければなりません。

(表10)


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車の経済学・番外編
中古車の悲劇(ホンダ・シビック)

何とも痛ましい事故が起きてしまいました。



読者の方も既にご存知かと思いますが、プレミアムのついたホンダ・シビック(タイプR)の中古車を中古車購入者への納車前に好意で、中古車ディーラーの方が試運転している際に、交差点に信号無視した車と衝突し事故に遭遇してしまいました。相手方の信号無視なので、10割相手方の過失と思われるものの、相手方の保険会社から提示された賠償価格が、何と180万円(中古車の購入者の購入価格は、およそ400万円程度)で、補填率が45%程度になってしまったということです。

問題は、何でこういう不都合が生じてしまったという事です。

問題の根幹は、自動車の任意保険制度にあります。

自動車の任意保険は、事故の車両保険と、事故を起こした場合の相手方の対物保険がありますが、事故を起こした車両の経過年数・走行距離等を鑑みて、およそ機械的に査定が行われてしますので、人気のある中古車のプレミアム価格が反映されにくい状況にあります。

ホンダ・シビック(タイプR)が、事故に遭遇した場合、保険会社の査定価格は、以下の通り、下取り価格を前提とされますので、中古車としての販売価格より、低くなってしまいます。保険会社の査定価格は、中古車市場における人気車としてのプレミアム価格を迅速に取り入れることが難しいため、今回の様な結果になってしまったかと思います。今回の事故になってしまった対象車は、何年度の発売だったかは不明です。





今回の事件に関して、中古車ディーラーは、保険会社から提示のあった査定価格に不都合を感じ、少しでもプレミアム価格を反映した査定価格になるよう、訴訟を起こすとのことで、今後の成り行きには要注目です。


(次回に続く)

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Posted at 2022/10/13 16:09:54 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ

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「車の経済学(68) 走行距離課税の経済学⑤ http://cvw.jp/b/2877098/46622881/
何シテル?   12/23 14:54
カー・エコノミストの田理順(でん りじゅん)です。 BMWに約10年間乗りましたが、度重なる故障(何回ものランプ切れ、冷却水漏れ、オイル漏れ、パワーウィン...
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