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2018年08月02日 イイね!

車の経済学(13) 車のリースは本当にお得なのか?

車の経済学(13) 車のリースは本当にお得なのか?
100台以上の車を保有する法人の75%が、リースを活用しています。理由は、支払いの標準化(毎月均等)を行うことです。車両取得(減価償却)、税金、車検等の不定期な支出をそのまま計上していたら、月次決算など管理が困難となってしまいます。

個人に就きましては、車はローンで買っても、リースを活用されている方は多くないと思います。リースを活用すれば、車両代金、税金、諸費用、一部のメンテナンス費用込みで、月々定額のリース料を払えば済む話なので、煩わしさがなく、魅力的ではあります。

そこで、東京日産の個人リースP.O.P(ノート:E-POWERメダリスト)を例にとって、お得かどうかを検証しました。(単位:円)
総額約273万円に対して、月々39,528円のリース料を60回払い、5年後に車両を返還する(代物弁済)仕組みです。3年を経過したら精算金を払って他の車に乗り換えることも可能です。5年後の設定残価率は23%程度で高くも低くもありません。



因みに新車価格は5%割引という前提ですと、年率1.55%の料率(ローンの金利と同じ)になります。現在、メーカ系のファイアンス会社の金利と比較して、1.55%の金利はそう低いとも言えませんので、お得感はありません。

最後に、リースとローンの違いですが、ローンは残債を返済すれば、車の所有権が得られますが、リースは中途解約金を払って、車を返還しなければなりません。実態として、ローンは頭金を払って残額だけに金利がかかりますが、リースは車両代金と税金等の総額に金利がかかってしまいます。リースが個人に定着するには、まだ時間がかかりそうです。


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Posted at 2018/08/02 12:04:39 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ
2018年07月31日 イイね!

車の経済学(12) 中古車市場は、嘘をつかない!

車の経済学(12) 中古車市場は、嘘をつかない!
米国の車関係者の知人から聞いた話ですが、BMWは、日本で高ブランド戦略を採用し、日本の方が米国より新車価格で10%~20%程度高く、メルセデス・ベンツは、世界で同一の価格戦略を採用しているということでした。早速、その実態を調べてみました。(為替レート1$=110円)

確かに、BMWの新車価格は日本の方が高く、メルセデス・ベンツは大差無いと分かりました。参考までに、日本車は米国の方が日本より高くなっています。BMWは、日本における新車の価格が高すぎる感じがします。



下記は、BMW320iの年次毎の価格の推移です。BMWの1年後の価格の低下率は、46.2%と極めて高く、その後の低下率は然程ではありません。「車の経済学(9)BMWに賢く乗る方法」では、1年落ちのBMWの中古車を3年に限って乗れば、インプレッサと変わらず、お得であることを説明しました。



新車価格はメーカー主導の価格ですが、中古車市場は消費者が主導し、経済原則に即した正しい価格が形成されています。中古車価格は嘘をつきません。新車購入時には、中古車の価格を知った上て、ディーラーに新車の値引きを交渉しましょう!


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Posted at 2018/07/31 11:22:19 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ
2018年07月28日 イイね!

車の経済学(11) 車をローンで買った方がお得!(続き)

車の経済学(11) 車をローンで買った方がお得!(続き)
残価設定ローンの最大のメリットは、購入時に下取り価格が保全される点にあります。従って、残価設定率の高いローンなら、現金で購入できたとしても、あえてローンを活用し、月々の返済を最低金額(例えば、1万円とか)とすれば金利負担も少なくとも済みます。

ローン返済中に、もし他の中古買取り会社からは高い買取り価格を提示されたら、ローン会社の事前承認を得れば、他の中古買取り会社に売却して期限前返済することも可能です。

特に日本の車は、モデル・チェンジが頻繁に行われ、モデル・チェンジされると旧車の価格は激減する恐れがあります。残価設定ローンは、残価が購入時に保全されていて、その心配はありません。

日本車でも下取り価格(残価)の高く、価格の低下率の低い車は、幾つかあります。以下がその例ですが、これらの車はファイナンス会社が相応の高い残価率を設定していない可能性があり、その場合は、残価設定ローンを利用せず、金利が低い一般ローンを活用した方が賢明かも知れません。




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Posted at 2018/07/28 22:45:12 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ
2018年07月28日 イイね!

車の経済学(11) 車をローンで買った方がお得!

車の経済学(11) 車をローンで買った方がお得!車をローンで買うと金利が無駄なので、現金で買った方がお得とかいう専門家もいますが、とんでもない話です。200~300万円の車を現金で買える人は限られています。

法人の75%がリース契約を活用されています。理由は明快です。毎月の支払を標準(均等)化し、資金繰りの負担を和らげることです。ローンで買うのもリースを活用するのも基本的に同じ(違う点:所有権留保の有無)です。

車には購入代金、車検代、年1回の自動車税等の時を厭わないイレギュラーな支出がありますので、資金計画が大変です。車の車両代金だけでも均等支払いにできる点で、ローンは活用する価値が充分にあります。

最近では残価設定ローンが登場したこともあってローンの活用価値が高まっています。残価設定率が高く、金利も低いローンを活用することは大きな意味があります。以下はメーカー系ファイアンス会社の残価設定ローンの一覧です。車の購入前の検討材料の一つとして下さい。

Posted at 2018/07/28 21:51:55 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ
2018年07月27日 イイね!

車の経済学(10) ロータス・エリーゼに経済的に乗る方法

車の経済学(10) ロータス・エリーゼに経済的に乗る方法
ロータス・エリーゼは、下取り価格が最も高い車の一つです。以下の表を見てみましょう。ロータス・エリーゼは5年以上経過しても下取り価格がほとんど下がらない希少価値があります。以下は、主要輸入車の価格の低下率(=下取り価格/新車価格)です。ロータス・エリーゼが際立っています。





輸入車全般的に言えますが、1年後の車の価値が急激に落ちますが、3年目以降は、車種により大きくことなるのが特徴です。

筆者「車の経済学(9)」では、BMWは1年落ちの中古車がお得であることを説明しました。では、ロータス・エリーゼ・スポーツ(1600CC)の1年落ちの中古車を3年間および5年間乗った場合の経済性を見てみますと、国産車で最も維持費(=コスト)の低い、プリウスと全く遜色がありません。新車価格は、530万円と少々高いですが、1年当りの維持費で見れば高い買い物ではないかも知れません。









Posted at 2018/07/27 12:38:44 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ

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「車の経済学(68) 走行距離課税の経済学⑤ http://cvw.jp/b/2877098/46622881/
何シテル?   12/23 14:54
カー・エコノミストの田理順(でん りじゅん)です。 BMWに約10年間乗りましたが、度重なる故障(何回ものランプ切れ、冷却水漏れ、オイル漏れ、パワーウィン...
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