
鳴門海峡を渡った所にある大塚国際美術館に行って来ました。まずは明石海峡大橋を渡ります。

淡路島のハイウェイオアシスに到着。快晴の良いお天気で今渡って来た明石海峡大橋が良く見えます。

自宅から徳島県鳴門市の大原国際美術館まで2時間弱で到着しました。平日のせいもあり特に渋滞もなくスムーズに走ることが出来ました。

正面玄関を入るといきなり長いエスカレーターが出迎えてくれます。この美術館は斜面に建設されているようでこのエレベーターを降りたフロアがB3Fとなっており展示室の始まりとなっています。

ロビーを抜けていきなり迎えてくれるのがこのシスティーナ礼拝堂の天井壁画と正面壁画です。バチカン宮殿にあるミケランジェロによって描かれたこの傑作を大塚オーミ陶業の素晴らしい技術により陶磁器タイルにての精密な複製画で復元。その迫力はホンモノ・コピーと言う枠を超えて見るものに迫って来ます。正直訪れる前はどうせ本物ではない複製品の展示だしなあと思っていたのですが実際に目の当たりにするとそんな思いは吹っ飛んでしまいます。

写真がイマイチでこの迫力が伝わりきらないのが残念ですが、とても素晴らしいです。バチカンにあるホンモノはもちろん見たことはないのですが、これは相当キテます。

天井画も凄いですが正面に描かれた壁画も圧倒的な迫力で迫って来ます。詳しい絵画の背景など全く詳しくないのですがそれでもドーンとした圧力を感じさせてくれます。この礼拝堂の天井壁画を見るだけでも3240円!の入場料分の価値はあると思います。

もちろんシスティーナ礼拝堂の壁画だけでなく世界中の名画と言う名画がここには全て揃っています。このエルグレコの祭壇衝立を復元したものは今は失われてしまって見ることが出来ない名画をそっくり再現して見せてくれます。よくわかりませんが何だかスゴイ迫力です。デカイです。

こちらはスクロヴェーニ礼拝堂の壁画です。ブルーが物凄くきれいで印象的な色使いです。本当はもっと真っ青な感じですが下手くそな撮影者により暗く写ってしまっておりますスミマセン。

大きな壁画だけではなくもちろんこういったいわゆる名作と呼ばれる絵画がたくさん展示されています。ないものはないと言っていいくらいの展示数なのですべて見て回るとほぼ一日仕事です。

名作と言えばダビンチの最後の晩餐も修復前と修復後を同時に見ることが出来るように2つの絵を対面する形で展示してあります。こちらが修復前。

こちらが修復後。修復作業は大変だったでしょうね・・・

まだまだたくさん紹介し切れない名画がたくさんあるのですがはしょってB2Fへ。吹き抜けになっているシスティーナ礼拝堂を今度は上から見て見ます。フロアにいる人影と比べると大きさが良くわかると思います。

陶磁器タイルによる複製と言っても現物を見ないとイマイチピンと来ないかもしれませんがその精密さはアップにすると良くわかります。絵具の持ち上がりや筆遣い、ひび割れなどが忠実に再現されていて驚きました。そして特にことわりがない作品にはそっと手を触れてみることも出来るんです。ホントに凄いです。大原国際美術館。ホンモノじゃないとかバカにしてすみませんでした。

ここまで観覧開始からすでに数時間。明るいロビーで一休み。くろげる椅子があちこちたくさん設置してあって好印象です。

ちょっと外の空気を吸いに中庭に出て見ました。鳴門の海がすく近くで気持ちの良いロケーションです。ここでのんびりするのも最高だと思います。下の庭に巨大なモネの睡蓮の絵が見えてます。

お腹が空いたのでレストランでランチにします。鳴門と言う事で鯛飯とわかめうどんのセットにしてみました。わかめの歯ごたえが抜群においしいうどんと鯛の身を香ばしく焼いてほぐしたものが混ぜ込んである鯛飯の取り合わせが美味でした。

奥様は若鶏の香草焼きとサラダとスープセット。こちらも焼き加減がちょうどよくサラダの野菜も新鮮で大変美味しかったようです。パンは普通と言う事でした。

昼食後は再び名画の数々を鑑賞します。こちらはゴヤの裸のマハ。

そしてこちらは着衣のマハ。同じモデルを裸と着衣で描く(描かせる)なんてやっぱりエロい感じがプンプンして来ます。何時の世もオヤジはスケベなんですね。いやいや芸術なんですよねこれは。

説明の必要がないくらい有名な絵もこうしてじっくり見るといろいろ発見があります。

皇帝ナポレオン1世と皇后ジョゼフィーヌの戴冠も全体を見るとフーンと言う感じですが・・・

ナポレオンとジョゼフィーヌの部分だけアップにしてみると実に細かく描きこんであるのがわかります。後ろの人たちの表情とかすごく豊かで驚かされました。衣装とかの描き込みもハンパないです。

クリムトなどはその絵のタッチからホンモノなのか複製なのかよくわかりません。実際に触って確かめたり出来るのは何だか禁断の世界に踏み込んでいるようでドキドキします。

キワメツケはこのピカソのゲルニカでしょうか。これはサスガに触ったりするのは恐れ多いので撮影だけです。原寸大の詳細な作品は複製と言えども迫力が凄いです。

最後にもう一度システィーナホールに戻って有名なこの部分を撮影しました。アダムの創造です。細かく見て行くときりがないので興味がある方はぜひバチカン市国へ行って、は大変なのでこの大塚国際美術館へ行って見て来て下さい。まだまだ紹介しきれてない名画が本当にたくさんあります。お土産にボンカレーも売ってます。

帰りにも淡路島ハイウェイオアシスに立ち寄り藻塩ソフトで休憩。藻塩が効いて結構しょっぱいソフトクリームなんですがトッピングされた餡子がとてもイイ感じに合っていて美味でした。

最後にガラ空きの明石海峡大橋を渡って帰ります。良い天気で最高のドライブ日和でした。エアコンオンでほぼ高速道路走行で燃費は25km/l程度。特に気を使わないで走ってるのでこんなもんかと。