
今日のブログは911の低温でのエンジン始動時のアイドリング不安定(ハンチング)に関するトラブルシューティングをしました、という内容ですが解決には至ってませんのでご注意ください(笑)
昨年末の話なのですが、リアショックを取り外す時にエンジンルーム内にあるシリンダーヘッド温度センサーのコネクターに手が当たってハウジングを欠けさせてしまいました。
しかもコネクターには2本あるはずのコネクターのピンが1本しかありません(汗)
でも外れたであろうピンは相手方のコネクターにも、周辺に落ちてもいません。。
また、センサーのケーブルがギボシ端子で接続されているのにも気づきました。どうやら前の所有者の時に配線カットされたようです。
この状態を見て、自分が911を手に入れた時からずっと解決していなかった寒い時期の始動時にハンチングする原因が「これか」と分かった気になりました。このセンサーは燃料の量のコントロールに使われてるからです。
実は911入手したばかりの頃に、ポルシェ整備工場で診てもらったことがあったのですが、原因不明に終わっており、なるほどこの問題は検出できなかったかも、と思いました。
でも、今の症状は低温での始動直後に約400~1500rpmの間で回転が勝手に上下するもので、始動後1分くらい経つとで落ち着いてきて、暖まると問題ありません。ということはセンサーが完全におかしい訳ではなさそうなので、ほんとに部品が壊れてるか確認してみることに。それに部品も高いので簡単にお試しでは交換できません(笑)
まず、ギボシを取り外して配線を見ると、、、単線でした。てことは折れた一本はダミー?サーミスタは配線2本のはずなので、一本は配線に、残りはGNDに繋がってるのかと思われます。
ネットで調べると低温~高温時の抵抗値が分かったので、コネクタに残った端子とGND間を測定すると低温時、高温時ともに規定値内でした。ECU側の配線も片方はGNDと導通していたので恐らくそのようです。
でも、なんでコネクタは2pinになってるのかが釈然としないので、センサーの代わりに可変抵抗を低温時のサーミスタ抵抗値に合わせてECUに接続。
エンジン始動させると同じようにハンチングしたのでセンサーはどうもシロっぽいです。
ここで探求心に火が付いてしまい、ネットで海外ポルシェオーナーの記事を読み漁ってみました。いろんなことが書かれてましたが、バキューム経路のエア漏れや、
ICV(Idle control valve)という低温時にエアを増量させるバルブあたりが怪しそうです。
バキューム経路は目視点検と、リークチェッカーは持ってないのでバキュームゲージでチェックしてみました。
ゲージは昔買った大森のバキュームゲージが見つからないので、とりあえずモノタロウのオリジナル品を買って測ってみたのですが全然正常。漏れてる気配はありませんでした。
ICVはエンジンから取り外して電圧加えた時のバルブの動きを見てみました。
9V電池を使って3端子の真ん中にプラスを接続、両端を交互にGNDにすると内部のバルブはきちんと開閉してました。
ついでに端子間の抵抗値も測定しましたが、両端間40Ω、各端とセンター間は20Ωと正常だったのでICVもシロのようです。
他にも症状と関連なさそうですがエアフロの温度センサーとかも正常…
後はECUからの信号がおかしいかも知れませんが、点検方法がまだ分かってないのでもうちょっと調べてみようと思ってます。久々の投稿ですが、すいませんオチ無しです(汗)
Posted at 2024/02/10 22:01:04 | |
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