
この週末は暑かったですね。
梅雨が来る前に今週はガレージの暑さ対策をいろいろしていまして、そのことを今週はブログにしようと思っていたのですが。
今朝、鈴スカへ行ったときに、これまでクルマを趣味としてきた自分にとって一度は乗ってみたいと思っていた車、ホンダS600に思いがけず乗らせていただく機会があり、そのことを書いてみたいと思います。
鈴スカ手前の駐車場でS600に乗る鯱ョ570さんと遭遇。しばらく談笑した後、「今日、よかったら横乗ってみます?」と声を掛けてもらいました。「ええ、もちろんよろしくお願いします」と。前にお願いしたのを覚えてくださってました。
初めてのS600同乗。調整機構の無いスパルタンなシートに座ります。シートベルトが純正で装備されていないのは初めて知りました。
1960年代ってそういう時代なのです。911のリアシートのような腰だけの2点ベルトと思っていました。
いよいよ発進。雑誌や、最近ではYoutubeでも見てはいましたが、とにかくエンジンの回転レスポンスがアクセルオン・オフともに凄い。
走ってるのを見かけた時も驚きましたが、横乗りすると別次元でした。(こんなエンジンが60年代に作られていたとは!)
フルオープンなので前から吸気、後ろから排気音、そしてチェーン駆動の音。顔を横向きに乗っていると、それらが左右の耳から入ってきて何とも言えない経験でした。また、途中で後ろから迫ってきたスーパーセブンのTomiiさんに信号待ちで声掛けられたり。これはオープン同士ならでは。
エンジンは普段は6000rpmまでとのことでしたが、今日は7000+α!まで体験させてもらえました。4000~5000回転で走っているだけで充分エスロクらしさが伝わってくる感じ。
というのも、エスのチェーン駆動ならではらしいですが、コーナースピードが上がってきて横Gが掛かるとテールが跳ねだすのです。
オーナーはエスロクとの一体感を味わえるのでしょうね。
そんな盛りだくさんのエスロクに「乗ってみます?」と。「お願いします…!」とは言ってスタートしたものの…これまで色んな車に乗ってきましたが、エスは最強でした。
スタートで2000回転くらい…と思って、アクセルにそっと足を掛ける。それで親指をほんの数ミリ曲げた(くらいの気持ち)程度なのに5000くらい回ってしまう。次にクラッチつないだ瞬間はチェーンが張って跳ねる!4気筒250ccのバイクを初めて乗った時のよう。
車を運転して久々にパニックに陥りました(笑)
エスロクはエンジンだけでなくステアリングのレスポンスもエグかったです。
ほんと首を傾げただけで車体がクイっと向きを変えてしまうくらいの印象。
エスロクは勝手なイメージで軽量車体に固い足回りとおもっていたのですが、意外と乗り心地は良かったように思います。
ショックのストロークとかも長めなのか?
あまりに手ごわくて慣れるまではいかなかったけれど、コーナー2個で少しだけテール跳ねの前兆の挙動も感じることができました。
しかし、初めての者にはそう簡単に心許すようなエスロクではなかったですね。
GTロマンではエスを購入しようと計画している若者ススムが峠でS800の試乗を堪能していましたが、想像を上回る操縦の難しさ。
初めての試乗で一万回してしまうススムはかなりのやり手だったのかも(笑)
エンジン回転が上がってシフトがきれいに入ることがこんなに気持ちいいと思えるクルマは初めてでした。楽しかった~
最後は後追いもさせてもらいました。(この時は想像ですが、7000rpm以上回っている?ように伝わってきました)

911のウインドー越しのエスロク
鯱ョ570さん、今日はありがとうございました!
Posted at 2019/05/26 23:02:39 | |
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鈴鹿スカイライン | 日記