デフオイルの交換　その1

そういえばデフオイルをほったらかしてたなぁと思い、点検する事にしました。
デフとはデファレンシャルギアの事。車がカーブする時、左右タイヤの旋回偏差（内側はゆっくり、外側は速く回る）が必要なんですが、それをデファレンシャルギアが調整してくれています。
今のＦＦ車はATミッションケースの中にミッションとデフが入っていると思うんですが、ヴァナゴンは別になってるみたいなんですね。

整備工場に出しててもヴァナゴンに詳しい整備士さんじゃないとこれ分からないですよね。下向きのドレンボルトがないし。チェックしときましょかぁーとか絶対ならない(T . T)

オーナー自身が気にしないといけません。

という事で点検開始です！！
点検はここから。ミッションケースの後ろ側。

ミッションマウントが被ってますが、ミッションマウントにそれ用の穴が空いてるのでマウントを外す必要はありません。
おっと、マウントのゴムが少し上に偏ってるので、そのうち交換しないと…。

ボルトを回すのにはこれ必須。17ミリの極太の六角ビット。赤の部分がミッションマウントの穴を通るか分からなかったので、青部分が長いタイプを買いました。この画像は参考です。

エクステンションで延長してラチェットレンチで回します。

あらまー。もっと早く点検すればよかったなぁ。マグネットにギアのスラッジが大量についています。
ドレンボルトがないこのデフケース。設計ミスかと思いきや、この横向きのボルトにマグネットが付いているという事は、設計段階から下向きのドレンホールがない事は想定済み？もしくは穴開ける設計を忘れて後からこちらにマグネットボルトを設定したんでしょうか？

正式なマニュアルは未確認ですが、デフオイルの規定量は横のボルトホールからオイルを注入して穴から溢れてくるまで？一般的にはそれがセオリーですよね。

そして点検の為にボルトを外したこの時点でフロントをジャッキアップしたままなんですが、ボルトホール側に車が傾いているにもかかわらずオイルがほぼ垂れてこない。オイルの量は大丈夫でしょうかね…

そういえば、前からこういうところにエンジンオイルではないオイルか付いているのが気になっていました…。
この青い部分にケース側のシールがあるんですよね。ここからデフオイルが少し漏れているのかもね…。

下からドレンは出来ないので、こんな道具で抜きました。取手が割れました笑
つづく