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2025年11月13日 イイね!

BMW 新型「iX3」が採用した“魔法のディスプレイ”「パノラミックiDrive」、“視線移動”を最小化へ。

BMW 新型「iX3」が採用した“魔法のディスプレイ”「パノラミックiDrive」、“視線移動”を最小化へ。BMWが今後のモデルに採用する「パノラミック iDrive」。ジャパンモビリティーショー2025でアジア初公開されましたが、もはや「覗き込む」メーターは不要になり、魔法のディスプレイで“視線移動”を最小化する安全設計になっているようです。
メルセデス•ベンツのメーターに似てるような、似てないような…。
その「パノラミック iDrive」が初搭載されるiX3が日本にデリバリーされるのは、2026年の後半になるそうです。
早く乗ってみたいですね!

以下、LE VOLANT Webから引用

ジャパンモビリティショー2025(JMS 2025)でアジア初公開された、初の新型ノイエ・クラッセ・モデルであるBMW「iX3」。この最新EVは多岐にわたる分野で技術的な飛躍を果たしており、今後登場する全てのBMWモデルは、採用する駆動システムにかかわらず、ノイエ・クラッセがもたらす技術を受けることになります。

iX3で初搭載された新型ユーザーインターフェース「パノラミックiDrive」は、今後の新しいBMWモデルに搭載されます。
このパノラミックiDriveに関しては3つの大きな特徴があります。
まず1つ目が、実際にはこのディスプレイは真っ黒で見えない状態になっています。オンにすると初めて見ることができるディスプレイです。
2つ目が、実はこのディスプレイは、ディスプレイ自体を見ているのではなくて、ディスプレイに投映されたものを見ています。それが1.2m離れたところから投映されています。実際に運転すると、自分の目は道路にフォーカスしたまま、特に見下ろすことなくその情報を見ることができます。
そして3つ目は、2点目と関連していますが、そのように自然な形で道路を見ながら情報を見ることができるので、見下ろす必要がない、ということです。つまり視線移動が少なくて済むため、より安全なドライブが可能になるということです。

物理スイッチが大幅に集約されています。何を残して何を省くか、どのように取捨選択しているのでしょうか。
たとえば、内燃機関(ICE)のモデルであったり、プラグインハイブリッドであれば、もちろんスタート&ストップスイッチが必要なので、それは今後も残ります。ただ、EVに関しては、「あれ、押したのかな? してないのかな?」という混乱を招いてしまうこともあります。本当に必要性があるのかどうかを考えて、iX3に関してはブレーキを踏むことによってオンになるようになっています。

戦略的にあえてハードキーのスイッチを数を減らそうということではなく、ユーザーの方がどういう状況でどういうシーンで使われるのか、どの機能をどういった形で使われているのか、というところに着目して、それに合わせて最適化しようというのが戦略です。
実際にこれまで販売したクルマのデータを、個人を特定しない形で蓄積しています。どのハードウェアのスイッチを使っているのか、どのタッチスクリーンを使ってるのか、それに合わせて、ユーザーに合うように最適化しています。ボリュームコントロールとか、電話、音楽の再生、メディアコントロール……といった、ハードウェアのキーは今も多く使われているので、残しています。今後もユーザーの使い方に合わせて最適化する、ハイブリッドな仕組みというのが戦略です。

ステアリングの形状も大きく変わりましたが、従来のステアリングと一番違うのはどんなところでしょうか。
パノラミックビジョンのテクノロジーにより、非常にアイコニックな形のステアリングホイールに仕上がっています。通常のクルマですと、インストルメントクラスター情報を、ステアリングホイールの開口部から、そこを通して見るようなデザインになってるのが通常型のステアリングホイールでした。
パノラミックビジョンに関しては、情報が(ステアリングの)上に見えるのでその必要がありません。結果的に、今までのステアリングホイールのようなデザイン上の制限がないので、スポークに関して非常に自由で、本当にユニークなデザインになっているというのが特徴です。

それに加えて、このステアリングホイールから手を離すことなく、色々なものが操作できる、マルチファンクションコントロールというキーもたくさん残っています。例えばADASとか、メディアプレーヤーとか、手をステアリングホイールから離すことなくコントロールして、手元や視線を下の方に動かすことなくコントロールでき、それがパノラミックビジョンで見えます。

なぜ横長のカーブドディスプレイをやめたのでしょうか。

これまでのカーブドディスプレイは横長のディスプレイだったので、その人間工学的に操作性を高めるために、曲げていたのですが、パノラミックiDriveに関してはその必要がなくなったので、そのような仕様にはしていません。それに加えて今回のiX3では、もう一つ、このドライバーに非常に近いところに、チルトされているディスプレイがあるので、それを別にカーブにする必要はなく、非常に操作性がいいということも特徴の1つです。


パノラミックiDriveは今後のモデルにどんどん採用されていくのでしょうか。
このパノラミックiDriveは非常に画期的なテクノロジーで、利便性が高いだけではなく、安全性にも非常に優れています。今後の全てのBMWの新しいモデルに、このパノラミックiDriveを搭載していく計画です。


今後、グループ会社であるロールス・ロイスやMINIにも採用されていくのでしょうか。
ロールス・ロイスは、伝統を重視しているブランドですので、もちろんディスプレイというところもその伝統と大きく関わってきますので戦略は異なります。しかし、共通の基盤システムを採用しているので、例えばMINIであれば、丸いラウンド型に変えることができますし、ブランドによってその見た目を変えることはできます。
左右に大きく110cm広がる、パノラミック・ビュー・ディスプレイに関しては、ドライバーだけではなくて、乗車している全ての方が見られるディスプレイになっています。
ステアリングの間を通して見るのではなく、この上から見ることができます。左側にADASシステムのコントロールのボタン、インフォテインメント&ディスプレイの操作のボタンが右側に付いています。

パノラミックビジョンには、真正面には走行に必要な情報がデフォルトで配置されて動かせませんが、その横に今ウィジェットが6個出てます。設定で何を表示するのかを変えることができます。例えば時間、携帯電話のステータス、バッテリーの温度、日付など、自分でカスタムできます。もちろん全部消すこともできます。


どのくらいのウィジェットがあるのでしょうか。
ドラッグ&ドロップして選んでいただけるものが16あります。リモートソフトウェア更新がかかっていくので、その度、新しいウィジェットが追加されて、常に進化を続けていく形になっていく予定です。
視線を動かすことなく、道路に目を向けながらナビゲーションを見ることができます。ここでSpotifyとか音楽プレイヤーをコントロールしたり、エアコンをコントロールしたとしても、ナビゲーションはそのまま残っています。
また、実際のクルマであれば、あと後続距離がどれぐらいか、バッテリーの充電状況がどうなってるのか、などなどの情報も表示されます。また、パワーメーターやGフォースメーターなど、様々なビューをお選びいただくことができます。


スポーツモードを選ぶと、ディスプレイの雰囲気が変わります。パワーメーター、Gフォースメーター、トルク、パワー、回転数、システム温度。実際にここのキーで操作することができますし、赤色のアンビエントライトに全てが変わります。

さらに、アプリストアがあるので、そこで様々なアプリをダウンロードすることができます。アプリストアには日本市場に特化したアプリも提供される予定です。
Posted at 2025/11/16 19:57:49 | コメント(1) | トラックバック(0)

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