・石油は数百年なくならない(タケダ先生ホサレてる)けど、世界中で温暖化みたいに騒いでるホントの理由は、産油国に富を供給し続けることがバカらしいから。と、もう一つ、石油頼りの産業構造から脱しないと安全保障に金がかかるから。だから各国が国民を積極的に脱石油するように温暖化!と危機感を煽ってるだけ。少なくとも金さえあれば、石油は手に入るし、気候変動で死ぬのは貧民だけだし。富裕層は身の安全と財産の保全のため戦争というリスクを回避したいし、より巨大な富:資本:金を持っているアラブの王族たちが経済的に世界制覇(利権などを買いまくる)してくることがヤバイ。
・実際に石油の輸入がヤバくならなくても、国は税を重くして石油の消費を搾ることはできるので、国策が石油依存脱却を目指す限り、石油消費の抑制という流れは止められないっしょ。
・そうは言ってもスキマはあるんですよ。油田から生産される石油は、全てガソリンというわけではなく、原油という味噌糞混濁の状態のものを地下から掘り出す訳で、ソレを蒸発の温度差で分類生成して初めてガソリンなどの原動機に使える燃料ができあがる。
・ポイントは、原油から精製される各種の燃料は、必ず一定の割合で精製:生産されてしまうということ。すなわち、100トンのガソリンが欲しければ、400トンの原油を地中から掘り出して、精製する訳だが、欲しいガソリンのほかに軽油が80トン、重油が80トン、灯油が40トン、生産されてしまう。だから原動機に有利なものから順に高価格で販売されているっつこと。
・自動車がガソリンから電気にシフトさせようとするとき決まって、電気も発電所で石油を燃やしてんじゃんと反論するんだけど、発電所は重油などを使うわけだから、化石燃料的には、クルマのエンジン向きではない燃料をクルマにも使えるようにしているのが電気自動車ってことなのよ。
・問題は、ガソリンでなきゃ動かないのがジェット機なわけで、電気飛行機なんて重くて飛ぶ訳ない。飛行機を飛ばすには、航空機用ガソリンを使うジェット以外、人類には術がないのよね。航空機のない世界なんて自動車以上に不便でアリエナイ。だから人類は今のところ、ジェット燃料分だけは原油を汲み上げ続けなければならない、多分数百年。
・話が大きくなっちゃいましたが、発電所がウランや重油を燃やして作る電気でクルマが走るようになるとしても、世界中を飛び回る飛行機が使うガソリン、の副産物である軽油は作られちゃうんだよね。もちろん軽油は、ばかでかいディーゼルエンジンで走る船にも使うので、全てがクルマ用じゃないけど。
・たぶんクルマの未来は、ガソリンエンジンから電気と軽油にシフトする(させる)、っつう時代の流れは、国的にシャアナシなんだろうね。でも仮に1リッター千円の時代が来たとしても、超金持ちは超高級ガソリン自動車をコロガシ続けるんですわ、ヴェイロンとか。
・そんなモータリゼイションの隠されたエネルギー格差社会が忍び寄ってるってことなど、知ってても知らなくてもイイんすけど、10km/リットル付近でクルマ道楽するくらいイインジャネーノ、MT車でヒール&トゥしてナニが悪いんだぁ、っつう長々しいイイワケでした。
m(_ _)m
チキューヘーワの為に、ディーゼルのMT出してよBMWさ~ん。
Posted at 2018/04/24 09:34:44 | |
トラックバック(0) | 日記