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イイね!
2018年06月17日

霧の浄土平と雲海の一切経山


前置き

本格的な登山靴を買ったので、履き心地を確かめるために、標高差のない簡単な登山として、一切経山(1949m)に登ろうと思った。

出発前の大まかな知識
米沢と福島のあいだに2000m級の吾妻連峰がそびえる。その東側に火山地帯があり、磐梯吾妻スカイラインが通っている。一切経山はその火山地帯で中心となる存在。地球なのに月か火星みたいな風景の中をドライブできる。浄土平ビジターセンターとか立派な建物が出迎えてくれる。


クルマの道中



去年の秋に開通した栗子トンネルを抜けて福島県へ。

無料で通れるトンネルとしては日本で最長(8,972m)なんだとか…。火災事故とか絶対に起こさないよう慎重に運転した。途中、日本産のクラシックカーの一団とすれ違ったけど、スピードも出ていたし、車種チェックをする気にはなれなかった。

余談になるが、今日初めて通ったこの栗子トンネルは、この地域に人間が掘ったトンネルとしては4代目に当たる。明治の栗子隧道I、昭和初期の栗子隧道II、高度経済成長期の国道13号線のトンネル2つ、平成の高速道路という、人間と山との長い長い闘いの歴史についても、今後たどってみたい。

ところが福島県に入ると一面の曇り空で、そのまま浄土平まで、前方のクルマもよく見えないような濃い霧の中を走ることになった。何の景色も紹介できない。


登山の様子

霧のなかでヘアピンカーブを何回も曲がったので、東西南北が分からなくなった。車を降りても霧ばかりでますます方角がつかめない。SNSで仕入れた事前の地理情報もイマイチ腑に落ちないまま登山を開始した。お目当ては山頂から見下ろせる五色沼(通称:魔女の瞳)である。


しかし上手い具合に霧が晴れて、吾妻小富士のほぼ全景を見ることができた。霧自体は高さがそんなにないため、山頂からは雲海が期待できる。


登山靴の具合を確かめながら、岩場の緩い斜面を登る。クッション性は抜群だけど、くるぶしまで固定されていて、歩き方がチョット特殊になる。かかとから順に地面に接していくのではなく、真上からハンコのように全面を踏む感じ。


鎌沼との分岐も迷わず進んで山頂を目指す。吾妻山の本来の姿はこのような森林と湿地の高原風景。


頂上への稜線に立つと太平洋側(福島と宮城側)に見事な雲海が広がっていた。ドライブでの景色無しは残念だったけど、代わりにステキなものが見れた。


1時間ほどで山頂に到着した。奥には西吾妻の高原地帯が見える。


そしてお目当ての魔女の瞳とのご対面。太ったハート型を逆から見ている感じ。
雲海とセットになった姿はラッキーだと感じた。ここは晴れていれば緑一色の光景だけど、付近まで迫った白い雲が、空の青と湖の青を上手く分断している(ように見える)。


帰りは鎌沼方面を周回した。正面に見える饅頭型の丸い山は東吾妻山(1974m)。「東吾妻」というときは西との対比でこの辺一帯を指し、「…山」というときは具体的にこの山を指す。少しややこしい。頂上からは位置的に磐梯山や安達太良山がよく見えると思う。


遠くの景色もチェックしながら周回したことで、このような付近一帯の地理的構成がだいぶ理解できてきた。今後も訪れてさらに理解を深めていきたい。


最後にギョッとなる抉れ方の眺めに達した。明治期の噴火口らしい。今でも常に噴煙が立ち昇っている。最初はこの山がそうなのかと思ったが、一切経山はこの奥にそびえる。活火山のそばを通ったのだという実感が湧いた。


まとめ

この日の浄土平は、急速に霧が発生しては流れ去っていく一日だったようだ。運転は怖かったけど、おかげでどこまでも続く雲海の姿を見ることができた。
月か火星のような風景のドライブとこのような雲海は、どちらか一つしか選べないので、今回はこれでよしとする。

登山自体は道もしっかり付いているし、登山者も大勢で何の迷いもなかった。本来の高原地帯と火山地帯との変化が楽しかった。


このシボレー・クルーズの初代オーナーは福島の方である。久々に地元に帰ってこれてうれしそうに見える。

ブログ一覧 | シボレー・クルーズみちのく紀行 | 旅行/地域
Posted at 2018/06/18 07:02:03

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