図面を引くにあたって、どちらが良いか結構悩むことも多いと思います。
今回は、実際の図面と構造を照らし合わせながら、それぞれのメリット、デメリットを書いていきます。
対象は、「DIY+α程度」のスキルです。
「〇ンダムを3D-CADで設計してる」などというプロフェッショナル向けではありません(;^_^A
・2D-CAD
メリット
①・ 基本ルールを勉強すれば、紙面でも作成ができる
②・ アプリケーションが容易に手に入る(フリーでもそれなりに描ける↓)
http://www.ar-cad.net/
③・ 精密板金主体の工場の場合は、2D-CAD、あるいは紙図面を指定してくるところが未だに多い
デメリット
1・ 構造が複雑化すると、2Dでは書き難い&分かり難い(理解され難い)
2・ NC、メタルインジェクション、3Dプリンターやワイヤーカットなど、CADで加工する場合は別途変換が必要
3・ 図面を見ながら加工する必要がある
4・ 見えない裏面(内部)の部品を正確に把握する必要がある
5・ 加工ミス、不足の可能性もある
・3D-CAD
メリット
①・ 2Dよりも構造が一目瞭然
②・ CADデータで加工する場合は機材に入力するだけ
③・ モノによっては、可動実験、干渉試験、強度試験などが可能
デメリット
1・ Z軸が入って来るので、頭中でどの面を描いているか把握しておく必要がある
2・ アプリケーションがまだ高額(フリーは癖があり過ぎて、難易度が高め)
3・ 精密板金業界では、あまり歓迎されない(読めない、扱えない等)
それぞれメリット、デメリットが分かったところで、ここでイメージトレーニングです。
以下の2D-CAD図面を頭の中で形をイメージして下さい↓
現物を見ながら3面図を作成するのは、そんなに難しくありませんが、CADは既存品を図面に起こすというよりも、新しいものを生み出す用途が多いので、頭の中で3面図をイメージする必要があります
次回に続きます。
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CAD | 日記
Posted at
2019/03/19 00:51:26