続きです。
前回の異常高バネレートスプリングから板バネに変更されていますが、その現物写真です↓

これでターンテーブルの回転時に上下移動しないように板バネで押さえつける効果を狙ってますね。
上の画像は、赤丸部位の部品です↓
旧製品では、この部品とターンテーブル(厳密にはベアリング)の間に高バネレートスプリングが入っていました。
まあ、一応は不具合対策されたという事にしておきます。
筐体を開けたついでに、簡単な改良を実行しておきます。
オーディオに限らす電化製品は基本、ネジで組み立てられていますが、実はこのネジがチョット問題で、
鉄製ネジを使うと、1カ所につきコンマ数パーセントほど、鉄ネジの磁性とシャーシ電位との関係で入出力に歪が発生する(←ヒステリシス損失という)
という事が分かっていますが、一部のオーディオメーカーはこの対策に、止めネジに非鉄金属を利用する事例もあります。
ただ、これが高級機メーカーと言えども一般的でありません。
何故なら、組み立て時に非鉄金属製ネジを使うと、組み立てのラインで効率が極めて悪くなるからです(つまり、人件費や作業費が余計に掛かるという意味)。
今回のメーカーも実際の組立工場を見学した事がありますが、特別な技術を持った手練れの作業員が組み立てる訳でなく、巷の電化製品精密工場の組立てのパート女性に毛が生えたようなレベルです(さすがにタッピング電ドラを使うケースは少なくなりますが)。
・・・で、さらにマズいのが、非鉄ネジでありがちな、組み立て時にネジを落とすと最悪全てバラしてやり直さないといけなくなるという問題があります。
鉄製ネジでマグネットビットを使うと、まず組み立て時にネジを落とす事はほとんどありません。
作業時間が全て人件費になってしまうので、工場組立では難しいというワケです。
そういう理由はDIY作業では関係ないので、非鉄ネジに交換しておきます。
とりあえず歪発生に影響を与えそうな音声基板、電源基板の止めネジを交換しておきました↓
基板側のネジ穴にプリントパターンが付いているモノはアース目的なので、電気伝導性の高めな真鍮製ネジを使用します。
ディスクドライブの組付けネジはSUS304製ネジを使用↓
以前に、このメーカーの開発部の人間と話す機会がありましたが、非鉄ネジの使用で音質が変わる事は認識しているものの、組み立て効率を考えると難しいという言い訳wをしてましたね。
車関連もそうですが、時間単位で作業単価が決まっている場合には難しくなる事なのでしょうね。
Posted at 2026/11/04 11:48:55 | |
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