PCネタは今回で最後ですが、自作だけではなく、全ユーザー対象です。
Windowsは様々な用途を想定しているため、一般には不要なサービスが膨大に入っています。
これを実行したままにすると
システムリソースを消費し、パフォーマンスの低下を招き、致命的に「重い」、またはフリーズを多発する事がよくあるので、不要なサービスは停止してダイエット化した方が良いでしょう。
使用ケースによってはもっと多く不要なサービスもありますが、
場合によってはデスクトップがブラックアウトしたり、エラーを吐いたりするので、項目は最小限にしています。
サービスの入り方は前にも書きましたが、「Windowsボタン」+「R」で、「services.msc」と入力。
Windows10で話していますが、同じ項目は他のWindows-OSでも存在するものもあり、用途は同じです。
万一、無効設定の後に不具合が出た場合は、自動設定に戻せばOK。
以下、無効設定、または停止した方が良いサービスを羅列していきます。
サービスの頭に付いている記号は以下の通り。
〇:使用用途によって有効、無効を考える
△:個人用途ではほぼ必要ないモノ
□:マシンに負荷をかけるため、停止した方が良い
×:セキュリティ上、無効設定が望ましい
〇ActiveX Installer (AxInstSV)
ActiveXとは、webページ上で動的コンテンツ再生、文字入力、カートの利用などを行うためのアプリ。
ブラウザがIE推奨、古くからあるWeb、または、最新ブラウザに対応していない小規模Webで使われる。
このサービスは、ActiveXの新規インストール検証を行うだけなので、無効設定してもActiveX自体が無効になるわけではない(←ActiveX無効設定はIE上で行うため ※IE上で無効設定すると、Windows Updateが動作しない事もあるので注意)。
ChromeやFirefoxを常用していて、ActiveXパッチを当てずに普段閲覧しているWebページが正常動作するなら、そもそもActiveX自体は昔からセキュリティホールの問題があるので極力使わない方が良い。
〇BitLocker Drive Encryption Service
ドライブの暗号化が不要なら無効。
×Connected User Experiences and Telemetry
マイクロソフトにOS使用状況を送信する機能。
勝手に送られるのは気持ち悪いので無効化推奨。
×Geolocation Service
スマホなどにもある、位置情報公開サービス。
特に、設置位置固定のデスクトップは公開しない方が得策。
□Delivery Optimization
「配信の最適化」という名の、匿名ユーザーとのP2PでWindows Updateファイルをバックグラウンドで送受信する、
マイクロソフトのサーバー管理コスト節約術ともいえる機能(そのしわ寄せがユーザー負担ってどうなの?)。
タスク実行中はバックグラウンドで、メモリやCPUを酷使する事もかなりあるので、出来れば無効化が望ましいものの、OSのバージョンによっては無効化が出来ない(無料配布バージョンWin10と、最新バージョンは無理っぽい)ので、その都度、実行停止を敢行。
一度実行停止すれば、電源ON/OFF、スリープ復帰、休止からの復帰、Windows Updateに行かなければ再実行されない。
△Diagnostic Execution Service
△Diagnostic Policy Service
△Diagnostic Service Host
△Diagnostic Service Host
ネットワークやアプリのトラブル診断機能。診断されても記述が意味不明なことが結構多いので、無くても良いのでは?お好きな人はどうぞ。
〇Downloaded Maps Manager
マップアプリでダウンロードした地図へのアクセスを提供するサービス。
無効にしても、ネット上の地図(google mapなど)は正常に表示。
△fax
△Telephony
Windowsのダイヤルアップ、及びFAXサービス。
今のご時世、ダイヤルアップなど使わないので不要。
停止しても、e-FAXなどのインターネットFAXは無関係。
Windows7までの電話認証を行う際は無効設定不可。
△Microsoft iSCSI Initiator Service
サーバーとSAN接続するためのインターネットSCSI規格。
NAS程度の利用までなら不要。個人用途で使う人はまずいない。
〇Portable Device Enumerator Service
ポータブルドライブを接続する場合は必要。無いなら無効。
USB-HDD、eSATA等のホットプラグ・リムーバブルストレージ利用の場合は無効にしない方が良いかも?
〇Print Spooler
〇Printer Extensions and Notifications〇PrintWorkflow_2b418b7
プリンターを使わなければ不要。
×Remote Desktop Services
リモートユーザーが遠隔でPCを操作。セキュリティ上、無効が望ましい。
×Remote Registry
遠隔でレジストリ設定を変更できるサービス。セキュリティ上、無効が望ましい。
〇Sensor Data Service
〇Sensor Monitoring Service
〇Sensor Service
PCにセンサーの類が付いていなければ不要。
△Server
スタンドアローンなら不要。
Windowsでサーバーを立てる人は少数派???お好きな人はどうぞ。
×Shell Hardware Detection
光学ディスクなど、「Autorun.inf」のシステム定義ファイルが入った光学ストレージの自動再生、アプリ等自動実行サービス。
自動再生、自動実行が不要なら無効設定。その際、ストレージ内の.exe拡張子を自分でクリックするなどの対応が必要。
このサービスを有効にしておけば、例えば、焼いたRやRWディスク内に「Autorun.inf」をテキストで作成、OPENコマンドで実行ファイル名を指定すれば自動再生、自動実行してくれる。
ただ、「Autorun.inf」を悪用したウィルスがあるため、セキュリティ上の問題でWindowsXP以前はHDD内、Windows7以降では、USBストレージに「Autorun.inf」が入っていても無視される。
例えクローンツールや、オプションコマンド付きのXCOPYで隠し&システムファイルごとブッコ抜いても無視されるので、元々そういう仕様。
セキュリティ上、無効設定が望ましい(便利さとリスクは隣り合わせ?)。
〇Smart Card
〇Smart Card Device Enumeration Service
〇Smart Card Removal Policy
〇Certificate Propagation
スマートカードを使わなければ不要。
△Windows Biometric Service
指紋照合や静脈認証、虹彩認証などの生体認証ユニットがある場合に使用。個人用途では無用の長物。
〇Xbox Accessory Management Service
〇Xbox Live Auth Manager
〇Xbox Live セーブ データ
〇Xbox Live ネットワーキング サービス
Xboxを使わなければ意味がない。
〇タイム ゾーンの自動更新機能
モバイルなどで、タイムゾーンをまたぐ場合には必要。
デスクトップPCなら不要。
△市販デモ サービス
PCを販売目的で店頭デモを行うサービス。
このサービスによってデバイスの動作が制限、制御される。
エンドユーザーでは不要なので無効。
〇保護者による制限
別名、parent control。意味は名前の通り。PCを子供に使わせるのでなければ不要。
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Posted at
2019/09/24 17:47:45