続きです。
前回のインパクトレンチ(ドライバー)の話です。
今回、コンテナの内装を施工してもらった大工さんが、その道20年と、その道30年の熟練者でした。
熟練者がインパクトレンチを木工で使った場合、どのような結果になるか書いていきます。
評価方法は、
ネジの頭(皿形状)が埋まって平坦になっている状況を適切とします
丁度画像のような感じです↓
インパクトによる、中程度の打ち込み過ぎ↓
インパクトでの極度の打ち込み過ぎ↓
コースレッドが根太を外し、空転状態(バカ)↓
1枚の壁板に、44本のコースレッドが打ち込まれていましたが、その内訳は次の通りでした。
・ 平坦になっている状況を適切 → 3本
・ 中程度の打ち込み過ぎ → 26本
・ 極度の打ち込み過ぎ → 11本
・ コースレッドが間柱を外し、空転状態(バカ) →4本
中程度打ち込み過ぎ以上は、コースレッドを外そうとすると、ネジ頭が板を捲ってしまい、板がボロボロになる確率が高くなります
まあ、私のように壁や天井の板を後から外す人間はほとんどいないでしょうから、
板がちゃんと留まってれば良いじゃん?
という人もいると思います。
ただですね、
木材なら多少打ち込み過ぎでも留まってくれますが、一般家屋で常用される、石膏ボード(プラスターボード)は、適切を超えて打ち込むと、板のネジ周辺の強度が大幅に低下し、天井に使った場合は板ごと落下する危険性が出てきます
ということで、私は強度の低めな材質にインパクトは使いません。
ただ、私が常用するクラッチ式ドリルドライバーですが、回転速度を高くするとモーターの劣化が早くなり、インパクトに比べて打ち込みトルクが小さい分、壊れやすくなります↓
なので、回転数を下げて、発熱したら休ませる必要があります(吸排気口を施工時に掌で塞ぐのはご法度)。
私はクラッチ式ドリルドライバーで10年使用、少なくとも1万ポイントぐらいコースレッドを打ち込んでいますが、このように気を付けてあげれば、そうそう壊れることはありません。
まあ、コード式はかなり安いんで、壊れても割り切って買い替えれば良し?(;^_^A
充電式はC/Pが悪いかも?ですが・・・・・
Posted at 2021/10/20 15:58:14 | |
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