久々のコンテナ話です。
年始より始まったルームチューニング(反響音調整)が一段落したので、今度はシアター系のセッティングを行います。
・・・・の前に、8カ月間、今まで行ってきた反響音調整の結果を視覚的に見る事にします。
シアター系ではAVアンプ使用が大前提ですが、最近のAVアンプは、「音場測定、かつ調整機能」があります。
「音場測定」とは、現在の部屋の反響音を周波数帯域別に測定し、スペクトル波形として表示する機能ですが、テストトーンを出力し、スピーカーから出た音が、部屋で反響して定在波、縮退現象が起こっているかをマイクで収録して波形グラフで見る機能です
定在波、縮退現象とは、有名な話では、日光東照宮の薬師堂「鳴き竜現象」があります。詳しくはこちらで↓
https://invisi.jp/soundabout/monologue_19
定在波、縮退現象が大きくなれば大きくなるほど、スピーカーから出る音を汚して、最悪は特定の帯域が響き過ぎてキツくなったり、聞き取り難くなったりするので、反響音調整を行います。
反響音の調整には、各オーディオ・メーカーが発売している専用品を使いますが、
残念ながら、「この周波数に効果がある」と明言されている訳ではないので、設置しては聞き、設置位置替え、微調整、他の製品と交換・・・・を繰り返し、ある意味、「取捨選択」なので、短期間で行うのは難しくなります
ここで、8カ月間奮闘した反響音調整の結果を、AVアンプで「音場測定」したグラフを出します。

反響音調整のアイテム設置を、左右対称でレーザーセッティングで正確にしているせいか、左右、同じ帯域で誤差が1dB以内に納まっています。
このグラフで、特定の帯域が大きく突出したり、大きく凹んだりすると、定在波、及び縮退が起こっていると判断できます
何も対策されていない部屋では、左右の周波数帯域グラフは大きくバラバラになるのが普通です
今回のグラフから見て取れることは、私の部屋の反響は、高音域、低音域が若干ライブ傾向(反響がある)。中音域はフラット。
コンサートホールもそうですが、若干ライブ傾向の方が音質が良く聞こえる傾向にあり、ホールでは残響時間で管理しますが、部屋が大きくなればなるほど残響時間は大きくしてセッティングします
私の部屋は4kHz周辺が、若干、突出しているので、それを対策したいところではありますが、音波は目に見えないので、これも試行錯誤、取捨選択で奮闘しなければいけません。。。。
Posted at 2022/08/17 10:40:42 | |
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