オーディオ仲間から、コンテナ竣工記念として、とあるモノを頂きました↓

パワーアンプですが、前述のソニー製より値段が高いモノです。
ただ、故障しているので直さなければいけません。
症状は、出力が全くない。。。との事ですが、パワトラが逝かれてたらいやだなぁ(;^_^A
出力が全くないので、スピーカー端子から逆に辿っていきますが、この端子はドイツ製WBT社のモノで、これだけで4万円近くします↓
前述のソニー製のような廉価機だと、基板直立の樹脂製端子で、その場合はケーブル接続時のストレスでハンダにクラックが入る事がありますが、今回のような端子は可能性が低くなります。まあ、ゼロではないですけどね。
ハンダクラック確認は、配線ケーブルを指や棒で弾いて出力値が変わるようであればクラック決定です
今回は弾いても出力変化無しでした。
アンプ系お約束のスピーカーリレーです↓
が、しかし、接点ブレード洗浄、リレーコイル焼損無し、コイル誘導コンデンサーの短絡、及び開放無しという・・・う~ん・・・嫌な予感がしてきた(´・ω・`)
パワトラが死んでると、パワーブロックを分解しないといけないので、とりあえずパワトラのアイドリング電流を調べます↓
セラミック抵抗の突出ピンからテスターで値を計測し、9mV(45mA)を確認。
パワトラのB、E、C間の開放、短絡無し、規定電圧が来ているので、特に問題はなさそう。
サービスマニュアルを手に入れましたが、パワーアンプ段にFETが全く使われていないのは好印象。
トランジスタなら代替品設定がなくとも、最悪、規格が似ているモノを使えば動くこともあるのでね。
パワーアンプブロックを解体する前に、一応、先、(前)の回路を辿ってみます。
この機材はパワーアンプなので、プリアンプブロックが入ってなく、パワー段から入力部直結になっています。
入力部基板の抵抗、コンデンサーとも問題なさそうですが。。。。
最後の最後、RCA入力端子のハンダが左右L/R両方とも浮いてました(;^_^A
この機材は2000年前後の発売ですが、この時代の機材はRoHS指令により、無鉛ハンダに移行したばかりの黎明期で、鉛の配合か何かが甘かったらしく、ハンダクラックが多発しています(他のメーカーでも多発)。
とりあえず動くようにはなりましたが、今度、ハンダをやり直した方が良いかもね。。。。
Posted at 2022/02/04 09:41:10 | |
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