newエンジン製作　その4 セッティングとまさかの事態に……

前回エンジン載せ替えは終わりエアコンのガスチャージ、LLCのエア抜きと各部漏れチェックも終わったのでセッティング編になります。という事で暫定で作ったデータを入れて走行してみたらまさかの事態に……

何とトルクが強過ぎて2000回転くらいからクラッチがただ滑り……笑。今まで12SRのノーマルクラッチで何の問題も無かったのでクラッチは変える気は全く無かったのですが、この仕様で行くならメタルクラッチ系を入れないと駄目ですねこれは。でも今新品で買えるクラッチってニスモくらいなんですよね、しかも直径は標準車と同じの為12SRよりも小さいという。

てことで急遽ノーマルのクランクプーリーに交換してインパル純正値のブースト0.4でセッティングを取る事にしました。これはこれで以前その仕様でセッティングをしたデータがあるのでエンジン交換での比較も出来る為結果オーライという事で……笑

という事でいきなり結果からですが、newエンジンかなり良い感じです……。問題の点火時期ですが低回転高負荷時で23度前後、高回転域で最大32度というNAエンジンと同じ程度まで進める事が出来ました。ちなみにブーストは0.2から立ち上がって最大で0.4になります。

以前取ったデータの画像を上げました、インパル純正ECUで最大22度程度という事を考えると耐ノック性がかなり上がっていると思います。最初に今使っているマーチカップ用の吊るしデータで走りましたが全然ノッキングはしませんでした。勿論以前のエンジンでは圧縮が高いのでノッキングしまくって走れませんでしたが……

ちなみにNAのチューニングエンジンの点火時期が大体35度程度みたいなので良い所に来てると思います。圧縮比を下げた事とスキッシュエリアを取り除いた事が効いてるんでしょう。

そして乗った感じですが、今までで1番気持ち良くエンジンが回ります。よくスーパーチャージャーは上が無いと言われますが本当に気持ち良く回ります。確かにブーストを上げた方が勿論馬力も上がるでしょうが、正直今が1番気持ち良いかも……

とりあえずこれでセッティングを取ったので、暫くはこの仕様でいってみようと思います。エンジンのマージン的にも良いですし、乗ってて1番楽しいというか軽く回るというか無理をさせてない回り方というか……、1番気に入っちゃったんですよね。

とにかく自分が組んだエンジンが調子良いというのは1番嬉しいので、頑張って組んだ甲斐がありました。