前のアカウントからの再投稿です。
恐怖のウォームアップレギュレータ故障。kjetronic定番故障らしい?パンクです。
ガソリン臭く明らかな異常を感じたので使用中止です。
見るとエアクリケースまでガソリンが上がってきてます。
気付かなかったら道路上で炎上していたかも知れません。
インタークーラーの下を覗くとウォームアップレギュレータから燃料駄々漏れです。以前修理してから3年もたなかった。やはり修理では駄目かもです。
最近は、他にも調子が悪いところもあり、経年劣化を感じていました。
例えば、、、
温間時再始動しない、キーをOFFしてもブルブルといいながらなかなかエンジン停止しない。燃調が濃いめで吹け上がりが重いときがある、、、などなど、
kjetronicの構造を調べると、とても理にかなった構造だが、各装置の機能が完璧でないと 性能が落ちるだけでなくエンジン壊れることが想像できます。
生産から25年経っているし、いっそのこと全部替えてしまうことにしました。
ポルシェセンターのメカニックに必要な部品リストを出してもらったところ100諭吉さんは必要との事。初めからPJでは買わずOEM品と決めていたので手配したところ半額くらいで手配出来ました。
ついでにクランクセンサー、パワステベルトも交換します。
⚫交換部品
フュエールポンプ前後(OEM)
フュエール配管全て(純正)
フュエールアキュムレータ(OEM)
フュエールフィルタ(純正)
フュエールデスビ(OEM)
ウォームアップレギュレータ(OEM)
フュエールインジェクター(OEM)
イグニッションコイル(OEM)
イグニッションデスビとローター(OEM)
イグニッションプラグ(OEM)
部品代合計100諭吉(ディーラ見積り価格)
OEM使用で60諭吉
大物パーツはドイツのボッシュから直輸入しました。
⚫燃料調整
フュエールラインのエア抜きをしたあと、kjetronicの肝であるミクスチャの調整をします。
まずヘキサネジをエンジン始動できるまで時計回りに締めていきます。(濃い方向)
次にやっと始動できる濃さの所から、5分づつ時計回りに締めていき、その時アイドル回転が上がらなくなるところまで時計回りに締めていきます。
次にCOメーターある場合は、触媒前のCOが3~5%になるように反時計回りに5分づつ緩めます。
COメーターは持って無いので加速テストで良い濃さ加減を探ります。これが凄くシビアでした。
少しまったり加速の所から、5分づつ反時計回りに緩めて薄くしていくと、アクセルレスポンスが凄くなるところが見つかります。トルク感を確認するのですが、本当にシビアな調整です。
⚫整備結果
エンジン始動性良好、キーOFFもしっかり停止、温間時再始動良好、それになんと言ってもパワーが蘇りました。
以前より増してレスポンスが良くなりました。ターボトルク凄いです。
⚫考察
ネットみるとフルコン化したりすると480馬力くらい狙えるみたいですがエンジンは純正仕様が安心感あるのでノーマルオーバーホールにしました。
フルコンにするんだったら993ターボのCPUとセンサーを移植したいです。
FD3Sで実感したことなのですが、CPUプログラムは、信頼性、環境適応力など考えるとメーカーセッティングにかなうわけないと思ってます。メーカーのテストは半端ないですからね、、メーカー設計のプログラムには、魂が宿っていると感じます。プログラムを解析するとわかります。エンジニアは使うユーザーを想像して魂を入れます。
でも、、フルコン化は憧れます。
魂込められる内燃機学をマスターしたプライベートプログラマーと出逢えたらフルコン化したい。
それにしても、ウォームアップレギュレータのパンクでガソリン漏れるのは、リコールレベルと思うのだが、、、
どうなんでしょう。
僕の最愛のひとは言う、、、
あなたは物事の道理がわかる人、、だから起きた事は他人のせいにしない、、、仕事でもしっかり自己責任を取ってきたでしょ、、、
そんなあなたを愛してる、
愛車は自分の命を預ける大切なバディ、
だからメンテナンスは、メカニックに任せても全て自己責任です。
道楽の基本作法を忘れたときは、愛車
を降りるときと想う。
Posted at 2018/09/08 09:05:00 | |
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