ブレーキフルード交換(診断機なし)
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
アクアのブレーキフルードを交換しました。診断機を使う方法と使わない方法がありますが、使わない方法でやりました。
最初にブレーキ制御禁止モードにする必要があります。このモードへ移行するには、タイヤを4輪とも外してパーキングブレーキをかけたら、次の手順を1分以内に行います。
シフトレバーをPポジションにしてイグニッションオンにする(プッシュスタートボタン式の場合、ボタンを2回押す)。
Nポジションにしてブレーキペダルを5秒以内に8回以上踏む。
Pポジションにしてブレーキペダルを5秒以内に8回以上踏む。
Nポジションにしてブレーキペダルを5秒以内に8回以上踏む。
Pポジションに入れる。
赤丸で囲ったランプが素早く点滅を開始すれば、ブレーキ制御禁止モードへ移行したことになります。
2
マスターシリンダーのリザーバタンクにアクセスするため、シリンダー上部にあるカウルトップを外します。ウェザーストリップのクリップを外し、カウルのツメ3つと5か所の嵌合部を外せばカウルが取り外せます。
3
リザーバタンクにフルードを多めに補充します。抜き取り中にフルードがMIN以下になるとマスターシリンダーにエアが混入して除去が困難になるため、フルード入れ替え作業中には残量に気をつける必要があります。
4
運転席側のフロントディスクブレーキシリンダーから抜き取りを始めます。逆流防止弁付きのブリーダーホースを繋ぎ、ブレーキペダルを踏み込んだまま、もう一人が8ミリのメガネレンチでブリーダープラグを緩めます。ブレーキペダルを10回ー15回ほど踏んで古いフルードを排出し、リザーバタンクの液量が減ってきたら途中でフルードを継ぎ足します。排出が終わったらブリーダープラグを8.3N.mのトルクで締めます。助手席側も同様の手順で行います。
リアはブレーキペダルを踏みこんだままで10ミリのブリーダープラグを緩めると、モーターが自動でフルードの排出を行います。排出速度が早いのでリザーバタンクの液量がMINを下回らないように補充しながら抜き取ります。モーターへ過度な負担をかけないよう連続駆動は100秒を目安とのことですが、それより前に古いフルードの排出は終わってしまう感じです。
排出が終わったらブリーダープラグを8.5N.mのトルクで締めてブレーキペダルを開放します。リアは左から右の順番で行います。
5
4輪で約1.2リットルという多めのブレーキフルードを抜き取りました。モーターで排出されるリア側から結構な量が出てしまったためです。
フルードの入れ替えが終わったらイグニッションをオフにして、ブレーキ制御禁止モードを解除します。タイヤを取付け、リザーバータンク内のフルード量を適量に調整したらトップカウルを元に戻して終了です。
ブレーキラインのブレーキフルード交換はこの方法で出来ますが、より完璧にフルード交換をする場合にはアキュムレーター内に蓄圧されたフルードの抜き取りも必要です。その際には診断機が必要となります。
とは言え、診断機がなくても自分でフルード交換ぐらいしたいと考える人はいると思います。ブレーキラインだけの交換でもフルードはかなりリフレッシュされますし、作業も難しくありません。診断機を使わないやり方の詳細を貼り付けておきます。
6
その1
7
その2
8
その3
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