ピストンリング交換&オイル漏れ修理④

じゃ〜ん！
取り出したピストン。汚ねぇ〜（笑）

予想通り、オイルリングは古いオイルやカーボンになり掛けの黒い汚れでびっしり埋まってます。

これじゃ、本来の役割を十分に果たせているとは考えにくい。　　

オイルの掻き落とし経路としては、ピストン内側に向けて小さい穴が貫通している、とかでは無く
サイドの2箇所の凹み(写真の正面と向こう側)を使ってピストンの外側を落ちて行く仕組み。
当然、その前にオイルリングのハマっている溝の中を伝って来てから。　と思われる(^◇^;)

ピストンリングの交換は今回の作業の2本柱の一つ。　
このリングを新品に交換して組み直すぞー！

またまた、肝心な途中の写真無く。

洗浄して、純正の新品リングを組んだ状態。

洗浄には、過去の作業の時に余った「サンエス K1」の
粉を不用になった鍋で沸かしたお湯に溶かしてピストンを入れる。
しばらく弱火で煮込む（笑）

夜中に台所でピストンを煮ているオヤジを無言でスルーしてくれる家族に感謝。

ナベで煮物なんて、マスク入手困難の時期に不織布マスクを煮沸消毒した時以来だなぁ〜 などと思いつつ。

サンエスK1 で煮込んだだけでは、ここまで綺麗にならないので、あの手この手で綺麗に掃除する。

シリンダーの内径を測ってみる。

今回の一連の作業をやるかどうか悩んでる頃、コンプレッションを測定したのですが、その数値が意外に良好で、しかも4気筒で揃っていたので「シリンダーの状態は悪くないだろう」と予想していました。

今回、シリンダー内径を測定してみると
どこを測っても83.02〜83.04の間で収まる。
クロスハッチも見て取れる。目立つ様なキズも無い。

という事で、予定通りシリンダーはボーリングやホーニングを業者にお願いすること無く、簡単に掃除して終わり。

ブロックのフロント側。

エンジンの各接合部の漏れ、滲みを見直そうと思うと、ここまでバラす事になります。

ウォーターポンプは、社外(日立製)新品を取り付けました。
理由は単純に純正よりも安いから。

外した純正のウォーターポンプ。

これ今回、非常に迷ったポイントの一つ。

以前、某 社外ディーラーにて車検の際、タイミングベルト他、モロモロと共に交換してもらった物ですが、見ての通り液体ガスケット使ってあります。
しかし今回の新品ウォーターポンプの取り説には、「液体ガスケットを使わないで下さい」と書いてある。

プロは使う。取り説には使うなと書いてある。悩む〜。

結局は、取り説に従い液体ガスケット使わずに取り付けました。　エンジン組んで最初に始動する時、クーラントガシャ漏れだったりして・・・不安だ〜

そこそこ綺麗にしたピストンを組む。
パーフェクトに掃除してないのが自分らしい（笑）

ヘッドガスケットは、勿論 純正新品。

この時点で、作業開始から7日目。
もう、お盆休みも終わり。

思ったより時間が掛かり、
車検に間に合わないのが決定的となる(^◇^;)

仮ナンバーでの陸運局行きを覚悟する（笑）