エアコンオイル添加剤施工

SUNOCO のエアコン添加剤、ACエフェクターの初めての施工。

添加剤をエアコンの低圧側配管のバルブから注入するので、作業対象箇所の確認を行なう。

配管が太く触って冷えているバルブ、トルクスで開けられるようになっているバルブキャップがついているバルブが低圧側のバルブだということで、我がパサートの場合はこちら。

バルブのキャップを外します。

チャージホースにエアコン添加剤を装着。装着前に開缶するための針が缶に触れないようにツマミを緩めておきます。

チャージホースを低圧側のバルブに接続。接続したら、チャージホース内の空気を抜く「エアパージ」を行う。

添加剤の缶の接続を軽く緩め、プシュッという音がしたら再び缶を締め付ける。

(注)撮影のため素手で缶を持っていますが、実際には凍傷などの危険防止のため手袋を着用しました。また、目を保護するセキュリティグラスを着用して作業を行っています。

エアパージ後の圧力。

針がレッドゾーンを指していますが、エンジンを起動してエアコンが作動すると圧力が下がってきます。

エンジンをかけエアコン設定を、最低温度、最大風量、内気循環で窓全開にしてエアコンのコンプレッサーを稼働させます。

５分程度、稼働後、添加剤の缶に穴を開けるツマミを締め込み、穴が開いたら、そのツマミを緩めます。すると缶の中のガス成分が気化して缶が冷たくなります。

チャージ開始直後のゲージは、３３psiを指しています。外気温は３０度程度でした。

巷にある外気温と低圧側ゲージの対応表によれば、外気温が３０度だと適正値は４５～５５psi となっているので、低めですね。

缶を時々振って、缶が冷たくなくなり残量がなくなったら、缶のツマミを締め込みます。
ゲージは３３psiを指していました。結局、開缶直後と注入後のゲージの値の差異がないので添加剤ではガスの圧力に影響するだけのガス成分は含まれていないと考えられます。

エンジンを切り、低圧側バルブからチャージホースを外します。

その後、添加剤を馴染ませるため、３０～４０分程度、街乗りして終了。

テストドライブでは、コンプレッサーの負荷が減少したためか走りが軽快になり、停車中に感じられる振動が少なくなりました。しかし、前述の本品に含まれている冷媒成分は少ないことから、冷えるようになったかというと施工前からの変化は感じられませんでした。別途、冷媒を入れる必要がありますね。