左前(助手席)ウィンドウ昇降しない。

左のパワーウィンドウがうんともすんとも言いませんので原因を調査します。まずはウィンドウモーター手前のカプラーを外して1次側をテスターで測ります。テスターの片方はアース、片方は一次側の線にせつぞく画像はウィンドウ昇降SWオフ時電圧無し

ウィンドウ昇降SWオン時、11.83V約12V来ていますね。

今度は反対の線(青色の線)ウィンドウ昇降SWオフ時電圧無し

ウィンドウ昇降SWオン時11.82Vと約12Vあります。以上の結果からモーターに電圧はかかっている事が分かります。

そこでガラクタ置き場にあった左後ろのウィンドウモーターを持ってきました。片式は若干違うものの使えそうです。取り付けは3本プラスで固定されているのですがどこにあるか見えない上に道具が入らないため逆に大変かもしれませんが私は全部外してやるのが大嫌いなのでなんとかこの3本を緩めて取り外しました。使ったのはミニラチェットです。ほんとにオモチャ見たいなラチェットですがあると助かりますよ。

部品取りしたモーターを付けます。回転しました。

このようにモーターが死んでいる場合もあります。古い車なのでSW類かな？と思っていたのですがモーターでした。モーターは純正だと5万、社外でも1万するのでガラクタ取っておいてよかったとつくづく思いました。ウィンドウ関係の配線図を貼っておきますのでお困りの方は参考にして下さい。

今回の修理でテスターで当たっていたのは赤い矢印の線です。モーターのに入る直前の線です。なぜ？2本の線の線で電圧を測るのか？というとモーターは正転に対して逆向きな電圧をかけると回転方向が逆になるからですね。3相のモータも同様で3相のうち2本を入れ替えるような形で逆にすると回転方向が逆になる性質が有ります。

最後に下のモータに12Vをパワーサプライからかけて動作を確認。12Vかけても動作しませんので今回の交換は正しく、モータ不良により昇降しない事が確かなものとなりました。

時間差で運転席側もお亡くなりになりました。運転席側のモーターは特殊で、運転席後ろのモーターとは配線が異なるため後ろと交換は出来ません。

社外のモーターを購入11000円です。ヤフオクで調べれば売ってます。カプラーの形状が他の助手席、助手席後ろ、運転席後ろと違っているため注意、検電の際も配線が6本あるのでどれがモーターの線か迷うのですが、明らかに太い線が2本あるのでそれがモーターの＋と−線です。

注意書としてはこんな感じ