
漸く…。
漸くの再会です。
半年振りに愛車と再会出来ました。
本日は仕事が午後までありましたが、全く身が入りません。
片っ端からやっつけ仕事でカタを付け、早々にディーラーに。
向かう電車内の歩みの遅く感じること。
サービスフロントの方は、拙を顔を見るなり、ニコニコ顔で「半年振りに帰って来ましたよ!」…と。
先ずは修理作業明細と残作業の報告・説明です。
部品整備納品書は10枚にも及んでいます。
説明を気も漫ろに聞いている拙を見て「早く会いたいんですね」と焦らされます。
「では」と愛車との対面に工場に案内されます。
そこには、概ね元の姿に戻った愛車がちんまりと、そしてニッコリと佇んでいました。
まるで29年前の納車日に出会った時のように、やはり全身を真っ赤にしてはにかんでいるかのようです。
拙も胸に熱く込み上げるものが…。
本当はゆっくりと感動の時を噛み締めたかったのです。
しかしそうはいきませんでした。
修理後の状態のチェックをしなければならないからです。
修理作業ペーパーに従ってドリルを受けます。
ボンネットやドア回り等を開け、エンジンルームやフレームの状態など、細かい細かい説明が続きます。
聞けば聞くほどに大きな手術を乗り越えたのだとの思いが沸き上がり、胸が何度も熱くなります。
状態確認と説明を経て、幾つかの新たな不具合箇所の指摘も受けます。
近々、再度の短期入院が必要との判断に至ったのでした。
さて、一通りの説明と確認を終え、次は荷物の引き取りです。
持ち込み部品のうち使用しなかったもの、修理に便乗して交換した部品、修理に際して取り外されたパーツやマスコット等がトランクと助手席に積み上がりました。
そののち、再度オフィスに戻り、保険で賄い切れなかった費用をお支払いします。
(今日は詳細は割愛させて下さい。)
そして…。
そして漸くキーを受け取ります。
待ちきれず、しかし慎重にシートに収まります。
事故前とは若干異なるインテリア。
聞けば、室内側からも修理の為のアプローチをしてたようです。
慎重にキーを捻り、エンジンに火を入れます。
愛車は僅かにセルが回ったのち、何事も無かったかのようにエンジンに火が入ります。
そして、拙は久しく聞いていなかった愛車の息吹きを耳にしたのでした。
御礼もそこそこに早々にディーラーを後にして、我が家へ向かいます。
生憎、今夕の東京は夕方から雨模様との予報が出ているからです。
帰る道々、愛車との対話で調子を確認します。
愛車はまるで「会えない間にこんなことがあったんだよ。あんなこともあったんだよ。」とでも言うかのように矢継ぎ早に色々なインフォメーションを伝えてきます。
それを「うんうん」と聞きながら頭の片隅で冷静に愛車の状態を確認します。
一度心臓部を下ろし、再度組み付け調整した為でしょうか。
アクセルレスポンスに若干の違和感を覚えつつ、拙と愛車は我が家に戻って来たのでした。
直ぐに雨足が追い付いて来ます。
愛車との水入らずの時間に正に水を差す本当に恨めしい雨。
急ぎカバーを掛けて、慣れ親しんだ我が家の車庫に収まったのでした。
明日。
早起きをして、少し濡れたボディーを綺麗にし、某所へ出掛ける道すがら細部を確認した上で、午後に時間を掛けてもう一度様々な部分を調整する予定です。
ゆっくりと拙と愛車で、水入らずの時間を過ごしたいと思うのでした。
(画像はディーラーの中で急ぎ撮影したものです。また、本日の文面は、拙に様々な思いが去来している為、散逸的で纏まりのない文となっていますこと、何卒ご容赦の程お願いいたします。)
Posted at 2019/03/30 21:37:23 | |
トラックバック(0) |
正面衝突事故 | 日記