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クロロプレンゴムでは結局漏れは止まらず、中古のラジエーターを探すことにしました。
U44用で程度の良いものが見つからず、かなり薄いのですがU42用をネットで購入しました。ホンダのE07Aに瓜二つの3G83用です。\2,300也。
ダメなラジエーターの取外しに掛かります。最初にドレーンコックを車体下から回して冷却水を抜きます。パワステオイルのタンクを外し、横にズッコかしておきます。タンクのブラケットもラジエーター取付ボルトに干渉しないように片方だけボルトを抜いて、ひねっておきます。
センターコンソールをバラしますが、作業前に予め1速に入れてPブレーキは解除しておき、必ずタイヤに輪留めをしておきます。ボルト・ナットを外してセンターコンソールを前から持ち上げ、運転席側から突っ張り棒を使って更に持ち上げて行きます。この時、シフトレバー下に沿って走っている配線が見えますので、切らないように裏側の留めを外しておきます。シートベルトのバックルも外しておいたほうが良いです。
ラジエーターが抜ける位まで持ち上がったら、そこで止めます。必要以上に持ち上げるとあちこちにストレスが掛かってロクなことになりません。
センターコンソールが持ち上がったらラジエーターホースを外します。クリップを緩めたら隙間から軽くCRC5-56を吹いておき、僅かに回してやると抜けやすくなります。特にロワーホースは力を入れにくい位置にあるので、手で抜けない時はタイヤレバーか先の丸いバールでこじると抜けやすくなります。ロワーホースを緩めるとエンジン本体に入っていた冷却水がドドーッと出て来ますので要注意です。
水が全部抜けたらラジエーターを留めている4本のボルトを抜き、ラジエーターを抜き去ります。オルタネーターやエアコンのコンプレッサーがない助手席側からのほうから抜くのが楽です。

外している途中でウォーターポンプのベルトがヒビだらけなのに気付きました。以前早めに交換した時の古いベルトをとっておいたので、外したついでに交換しました。

壊れたラジエーターを抜いたら代替のラジエーターを組付けます。手順は外す時と逆。組付ける前にドレンコックが確実に締まっていることを確認します。ホースは外した時以上に締め込みます。
組み上がったらLLCを注入します。直ぐに口元まで一杯になってしまいますが、エアーが全部抜けるまで気長に待って注ぎます。

さて、始動。最初は2,500r.p.m.位まで上がりましたが、徐々に下がり、オートチョークが解除。水温計の針は下から三分の一位の位置で停止。この状態で3,500～4,000r.p.m.で数分回し、1分程度アイドリングで回して再び数分回すを繰り返しましたが、水温計は変化無し。大丈夫のようです。
10:00に作業開始して取外し終了は12:30。昼食と休憩を挟んで14:30からのんびり始めて、工具まで全部片付け終ったのが17:00でした。
汎用新品交換が工賃込みで税抜\55,000と言われていましたので、良いのではないかと…。

ラジエーター\2,484(税込)+送料\2,100=\4,584
LLC原液2リッター\810(税込)
合計\5,394

人さまのブログを見て回るだけで、気がついてみればずーっと自分のブログを更新していませんでした。持込営業車のブラボーは御年21歳。購入時7万キロ弱だった走行距離は24万キロになっています。
当然、交換した部品か数知れず・・・大きなものではリヤデフとトランスミッション。今年2月、車検に出す前にLLCの交換をしようと思ってラジエーターのキャップを開けたら「あれっ？無い…水が無いっ！」助手席を上げてサブタンクを見たら、やはりカラ。取り敢えず残ったLLCを抜いて、水道水流しっ放しでエンジン回して洗浄。改めてLLCを入れました。
オートチョークが解除になるまで注意深く見ていたのですが、どこからも漏れる様子はありません。仕方なくそのまま車検（認証工場）に出しました。二日で上がりましたが、左側のタンクのコアとのつなぎ目から漏れているので、車検は拭いて通したがラジエーターA'SSYの交換が必要とのこと。確認すると確かにフィンを下へ流れて行くLLCが一筋ありました。
これ位だったら漏れ止め剤で止まるだろうとホルツの漏れ止め剤を買って来て投入。ところが、これが悲劇の始まりだったのです。止まらない(>_<)・・・3本入れても未だ垂れて来る。ホントにカシメてある面のパッキンからなのか？金曜午後の仕事を調整して時間を空け、ラジエーターをずらしてみたらアラ大変！左側のタンクに、縦に15cm位クラックが入っていて、LLCが吹いているではあーりませんか！フィンから流れていたのは、実は冷却FANに吸われて横に流れて来たLLCだったのです！
認証工場が言って来た汎用新品の交換は5万5千円。とてもじゃない。車検直後にそんな金額があるハズもありません。ということで、先ずはエポキシの塗布。結果は突破されました。次はエポキシを塗布した上にナイロンの網（画像）を貼付。乾いたら更にエポキシを塗布。1日は持ちましたがやはりポタポタ。
営業で1日約80km走りますから、LLCの希釈液を足しながら走ります。漏れたまま3月に。次に塗ったのはポリウレタン。左側タンクをすっぽり覆う様に塗布。これは効いたみたいで、20日位は持ちました。もう良いだろうと詰まりの原因になる漏れ止め剤が大量に入った冷却水を抜き、新しいLLCを入れました。すると2日後にまた漏れ始めました。もう4月。気温も上昇して来ました。これは早くやらねば…。
考えた末にクロロプレンゴムを塗り始めました。いい加減、左タンクは塗ったゴムで太ってしまい、エンジンルームとの隙間が殆んどありません。染み出て来る箇所にゴムの上塗りを繰り返し、漏れ止め剤も再投入してGWに突入。未だ漏れます。染み出て来るのは1箇所だけにはなりましたが、暖機の途中で染み出ます。
このイタチごっこ、いつまで続くのやら。そのうち右にもクラックが入るのではないかと思います。まあ、原子力発電所さえ冷却水漏れを起こすのですから、クルマなら当たり前かと。高速道路は絶対乗らず、変速も3,000r.p.m.に抑えて走っています。考えてみれば21年間、24万キロも使っているラジエーターですので、昔のオール金属製のものとは違って、左右のタンクは腐ったポリバケツみたいになっているワケですから、これは仕方ないのかと思います。

ﾊﾟﾜｽﾃﾍﾞﾙﾄが限界だよと指摘を受けました。現有車用に一本予備を持っているので、これは自分で交換することにしました。またﾄﾗﾝｽﾌｧｰとｸﾗﾝｸｹｰｽのｵｲﾙｼｰﾙも劣化していてﾁﾋﾞ漏れ状態ということでしたが、洗浄してｼｬｰｼｰﾌﾞﾗｯｸ吹けば車検は通るﾚﾍﾞﾙだということで、こちらはしばらく放置することにしました。

後継車は7万㌔走行なのですが、現有車と同年式の平成6年なので早々にﾀｲﾐﾝｸﾞﾍﾞﾙﾄを交換することにしました。持ち込んだ先はｵｽｽﾒ･ｽﾎﾟｯﾄにも掲載したｽｽﾞｷｱﾘｰﾅ東名横浜町田です。

呉工業・パーフェクトクリーン投入後、二回目の給油です。リッター13.66kmでした。前回、は燃料計ほぼ半分で給油してますので、今回は添加剤の濃度半分ということになります。ここまでほぼ同じ数値ですので、効果は出ているんじゃないかと思います。