フロントブレーキパッド交換

フロントブレーキパッドを純正からトムスに交換しました。

信頼できるディーラーはパッドの持ち込み交換NGなので、渋々DIYです。

ハイブリッド車ですが必要な道具は通常のガソリン車と変わりません。
・14mmのソケットかメガネ
・17mmのスパナ
・マイナスドライバーやプライヤー※
・ブレーキグリス
・ピストン戻し
が必要です。

※ウェアインジケータの移植をする場合必要です。新しいパッドにウェアインジケータが付いている場合不要。
また、ウェアインジケータを再使用する場合　パッドとの固定部が開いて緩くなるのでプライヤー等で締めてあげましょう

以降、整備要領書に従って作業していきます。

まずはフロントをジャッキアップしてウマに乗せタイヤを外します。ジャッキを入れるのにスロープが必要でした。

ブレーキをバラす前に、アキュムレーターに入っているフルードをリザーバに戻す必要があるようです。
この辺の理解にちょっと自信がないですが、与圧されているアキュムレーター内のフルードが居るとピストンが戻せないのでしょう。

その為に、予めバッテリーのマイナス端子を外します。何か色々付いてますが赤丸のナットを緩めるだけで丸ごと外せます。

端子を外したら運転席に座りブレーキペダルをゆっくり40回ほど踏み込みます。
踏む毎にペダルが硬くなって行くのが正常です。全てのフルードがアキュムレーターからリザーバーに移り、圧が抜けるとペダルが殆ど踏めなくなります。10回ちょっとで踏めなくなりましたが一応40回フミフミしました。

ここから先は一般的なパッド交換手順です。
キャリパー下側の14mmボルトを抜きます。青矢印の箇所を17mmのスパナで抑えながらやりましょう。

ボルトを抜いたらキャリパーを上に開け、パッドを取ります。嵌ってるだけなので簡単に外せます。
車両内側(ピストン側)に緑のマーキングがしてあります。
内側外側でシムの構成やパッドの突起有無が違うので、分からなくならないように管理しましょう。

パッドが取れたらウェアインジケータとシムを移植します。車両外側のパッドには丸い突起が2つ付いています。
パッド|黒いシム|銀のシムの構成になっています。黒いシムの両面にのみ鳴き止めのブレーキグリスを塗ります。

ウェアインジケータはパッドの上下に取付可能な作りなので、上下を間違えないように注意です。パッドをキャリパーにつけた時　パッドの下側にウェアインジケータが来ます。

ちなみにシムとウェアインジケータは整備要領書では再使用NGですが、経験上使い回して問題ないので今回も使い回しです。


整備要領書ではトヨタ純正のディスクブレーキグリースⅡが指定されてるのでそれを塗りました。純正では殆どグリスが塗られていなかったので、控えめに塗るだけで良いようです。

ここから先は手袋にグリスが付いて写真が撮れませんでした。新しいパッドの準備ができたらピストンを戻して取り付け、ボルトを34.3N・mで締めて固定します。

左右のキャリパーが固定できたらバッテリーを戻し、パワーON後ブレーキをよく踏んでからタイヤを戻してジャッキダウンすれば完了です。　完了なんですが...

どこで何を間違えたのかは分かりませんが、ここまでの作業で右前のキャリパーにエアが入ってしまいました。
交換後ペダルを勢いよく踏みすぎたのか？

交換後効きは良好なものの、ペダルタッチがおかしくなったのでディーラーでエア抜きをしてもらい解消しました。
同様に作業した左前はエアを噛んで無かったので　何がいけなかったのかは謎です。

と言うわけで、ハプニングもありましたがこれで完了です。