
札幌も過去に例がない大雪とグチャグチャ凸凹路面の悲劇と惨劇が過ぎ去り、ようやく穏やかな春を迎えようとしています。
しかしながら、積雪ゼロにはまだまだ遠く、日によって夜は氷点下近くまで冷え込みます。
寒い寒いと言っても、もう間もなく4月。4月といえば新年度が始まりますね〜。
新年度を迎えるにあたり、私も車ネタばかりではなく私のライフワークとも言える、もう1つの趣味、、、、
ホームシアター関連についても少しづつ書いてみたいと思っています。
マニアック過ぎる内容にならないよう、かつ、サラリと読めるように書いていこうと思いますので、お時間があれば、どうぞお付き合いください。
さて、私がホームシアターに取組んでから、今年でもう38年程になります。
俗に言うA&V(アダルトビデオではありません)に目覚めたのは高校2年の時、14インチTV&ベータマックスビデオとステレオを繋げたところから始まり、現在の140インチスクリーンへと至っています。
今の環境(部屋の事)を作ったのは、実はもう11年ほど前なのですが、ここに至った経緯について昔を振り返ってみたいと思います。
家を新築したのは、26年前で2階建て住宅の2階の一室をシアター用として確保、部屋のサイズは16畳(3.6m×7.2m)とし、新築当初は4:3の100インチスクリーンを吊り下げ、音楽を聴く以外に、映画を見る時にはスクリーンを下げて、見終わって巻き取るという事をしていました。
蛇足ですが、家を建てる時にホームシアター用の部屋(当時はオーディオルームという言葉でした。)を作りたいとハウスメーカーに言ったところ、「医者や弁護士でもあるまいし」と鼻で笑われ、当時はまだ一般人が作る物ではないと言った雰囲気がありました。
結局、数社に相談して、「オーディオルームですか、、、よし、作りましょう!」と言ってくれた会社と契約しました。
話は戻りまして、オーディオルームは無事に完成したものの、心の声として、A&V(オーディオ&ビジュアル)には、映画と音楽の共存と言う私なりのこだわりがあり、メインスピーカーの前に音を遮るスクリーンなどを垂らす、、、、と言う訳にもいかず、自ずと左右スピーカーの距離がスクリーンサイズとなり、そこに入るサイズとしては4:3の100インチスクリーンが限界でした。
(当時はまだ4:3が主流の時代でした。)
先に書いた11年前には、既にHD化による16:9が普通になっていた中、今まで使っていた4:3の100インチスクリーンに対して我慢の限界がきました。
やっぱり、部屋のスクリーンを映画館ばりの壁一面のスクリーンにしたい!という欲求が大きくなり、できればIMAXの様に視界全部にスクリーンが入る様にと、スクリーンの大型化と電動化への検討を始めます。
ここで考えたのは、スクリーンサイズとスクリーン素材をどうするかと言う問題です。
単純に映画館と同じにするにはサウンドスクリーンを使えばいいのですが、このサウンドスクリーンというのは音が透過する様にスクリーン面に細かい穴が無数に空いている物となりますが、当時はとにかく高く、あまり一般的では無い素材でした。
サウンドスクリーンにするとスピーカー前に垂らす事ができるので、スクリーンサイズ的には16:9の150インチまでサイズアップさせる事ができます。
しかしながら、それだと部屋の横幅ギリギリ入る位で、サイズ的には16:9の140インチスクリーンがベストです。
この選択をスクリーンメーカーのスチュワートやキクチのスクリーンに当てはめると確か、50万から60万位だったと思います。
もっと安いスクリーンもあったのですが、大型化かつ、電動化するとスクリーンのシワの問題も発生するようで、計画が頓挫しそうになりました。
それでもスクリーンを大型化する計画は諦めきれず、「そうだ!本当の映画館の様にスクリーンを張り込み型にして、普段はカーテンで画面を保護して、見る時には開ける、スクリーンの電動化と音楽へのこだわりは捨てて映画に特化した部屋にしよう!!」
、、、、と思い作った環境がこれです。
普段はこのように、スクリーン面を保護するために全面カーテンを閉めています。
暗くてよくわかりませんね。
部屋も映画用に全て自分でDIYで仕上げています。
プロジェクターの本来持っているコントラストを最大にするため、窓のカーテンは100%遮光、部屋は反射を抑えるため床以外はツヤ消し黒で塗っています。
お陰で、昼でも電気を消したら、真っ暗で目の前に手があっても見えません。
カーテンを開けると、目の前にスクリーンが現れます。
これがサウンドスクリーン、140インチの張り込み型で巻き取り型と違い、シワが一切なく、視聴上、余計なストレスがありません。
このスクリーンはエリートスクリーン社のもので日本にも代理店がありますが、当時は円高で1ドルが86円程度だった事もあり、ニューヨークのB&Hと言う家電量販店から通販で購入しました。
送料と合わせても20万位で買えたと記憶しています。(相当安かったです。)
現在使っているサウンドスクリーンの素材です。音が透過する用に細かいメッシュ素材でできています。アコースティックプロⅡという素材です。
これがアコースティックプロ4kという4k映像向けのスクリーン素材となります。
これに4k映像を映せば非常に滑らかできめ細かく映るんだろうなという感じがします。
スクリーン面をこっちに変えようか現在、検討中です。
張り込み型スクリーンのデメリットとしては、スクリーンを固定してしまうので当然、片付けができません。
そのため、結局は専用ルーム以外への導入はかなり厳しい事でしょうか。
このサウンドスクリーンの後ろにメインスピーカー、センタースピーカー、サブウーファーの3.1チャンネル分のスピーカーが隠れています。
(映画館もこのような構成になっています)
今ではソファーに座ってゆっくり音楽を聴く事はなくなりましたが、この環境で音楽を聞こうとすると、カーテンを開けてスクリーンから音が出てくるので、音楽を聴くだけではやっぱり違和感があります。
一時期は音楽専用に中型スピーカーをカーテン前に置いて、映画を見る時には下げてとやった事もあったのですが、結局、いちいち面倒なのでやめました。
今の自分のライフスタイルからは、ながら聞きが合っているようです。
割り切って映画に特化させた部屋(環境)を作ったのは正解でしたね。
今後はスピーカー、アンプ、プロジェクターについてそれぞれ書いてみたいと思います。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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2022/03/26 19:30:20