三連休の最終日、久々に思いつきで史跡巡りをしました。山梨で史跡巡りと言えば「武田氏」を真っ先に思い浮かべる人も多いはずです。
①
景徳院 → ②
恵林寺 → ③
武田神社
の順番で途中寄り道をしながらドライブしました。天気はイマイチでしたが、充実した時間が過ごせたと思います。4時間のドライブとなりました。
景徳院です。勝頼公の死を弔うため徳川家康が建立した寺院です。境内には勝頼公親子が自刃した生害石や墓などがあり、武田氏滅亡の無念さがひしひしと伝わってきます。写真は景徳院の山門で、県指定有形文化財になっています。春になると、境内には美しい桜で満ち溢れます。
武田勝頼はこの石(後に生涯石と言われる)の上で自刃したと言われています。天正10年(1582年)3月11日の事で、この時武田勝頼は37歳でした。
勝頼公公室の北条夫人の生涯石です。自刃した時、彼女はまだ19歳という若さでした。その他武田信勝公生害石も存在します。自刃の場面を想像すると身震いがしてきます。
景徳院~恵林寺へと移動する途中、とある場所へ寄り道しました。車の背景にある古いトンネルですが、何だか怪しいですよね(笑)
実はそのトンネル(旧深沢トンネル)は実際に中央本線で使われたもので、現在はワインの貯蔵庫として一般や法人名義で使われています。もちろん、有料です。トンネル内は15℃くらいに保たれているんですよ!
こちらは、旧深沢トンネル(ワイン貯蔵庫)のすぐ隣に位置している
大日影トンネル遊歩道です。旧大日影トンネルを再利用して遊歩道にしてあります。30分かけて歩くとJR中央線の勝沼ぶどう郷駅にたどり着きます。
勝沼にも寄り道しました。山梨には至る場所に葡萄畑がありますが、勝沼の葡萄畑の敷地面積は県内ダントツです。
勝沼近くのフルーツラインにて。この後にわか雨が・・・・
恵林寺です。この寺は武田氏の菩提寺で歴史上かなり重要な場面で知られる事になります。甲州征伐で武田氏が滅亡した後、織田勢に焼き討ちにされました。この時、快川和尚が発した「安禅不必須山水減却心頭に火自涼(安禅必ずしも山水を須いず、心頭を滅却すれば火も自ら涼し)」という言葉はあまりにも有名です。
武田神社です。躑躅ヶ崎館の跡地(武田氏館跡)に建てられており、武田信玄を祭神とする場所です。武田信玄は、他の戦国大名と違い、天守閣を持つような城を建立しなかったんですね。1919年にその武田氏の館の跡地に建立されたのです。
風林火山。「其その疾はやきこと風の如ごとく、其の徐しずかなること林の如く、侵掠しんりゃくすること火の如く、動かざること山の如し」の略で武田信玄旗に大書し、旗印に用いたことで有名です。
Posted at 2014/07/22 02:36:47 | |
トラックバック(0) | クルマ