目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) 初級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
RBCM(リアボデェーコントロールモジュール)はドアのロック・アンロック、バックランプの点灯、ルームランプの点灯制御などを行っている重要なパーツだが、これがどうも壊れた(と思った)。
リバース12V線(バックランプ線)はリバースギア時以外はGNDレベルのはずなのだが、電圧を測ってみると何故か常時7.5Vも出ている!
しかし、バックランプは点灯はしていない。奇怪である。
リバース12V線やドアロック・アンロック線をいろいろ使った自作いじりをやっているので、ヘソを曲げてしまったのだろうか。
ネット情報を調べてみると、電圧をOn-Offするトランジスタが壊れることがあるらしい。これに違いない。
ということで、交換することにした。ディーラーでまともにやったら何万円かかるかわからないので、中古を買って自分で交換した。
2
現時点でRBCMに記憶されているデータ(装備や機能の設定など)をあらかじめ読み出しておく。
換装したRBCMに後でデータを書き戻すためだ。
OBDⅡインターフェース経由でFORScanツールを使ってアクセスする。
3
RBCMはラゲッジスペース左側のリアタイヤハウスの上あたりにある。トリムを2,3枚外し、カバーを引っぺがすと見える。
コネクタを4つほど外して、写真の黄色矢印あたりを押してロックを解除すれば簡単に取り外せる。ドライバー等は不要。
いつものことだが、バッテリーを外すのを忘れた。外してからコネクタ脱着するべし。
4
めでたく外れたRBCMである。
型番はTK52 675Y0Dとなっている。中古で入手したやつの写真を撮り忘れたが、型番最後尾のDがBになっていた。つまりバージョンダウンさせることになる。
取り外しと逆の手順で交換品を取り付け、FORScanでデータを書き戻す。ここが最も緊張した工程であったが無事にデータは移行できたようだ。
一応、ドアのロックアンロック、バックランプの点灯が正常にできることを確認し、ソロリソロリと近所を走ってみて異常がないことを確かめてから内装を元に戻す。
なお、「RBCMにはオドメーターの値やセキュリティ関連のデータが記憶されているから、勝手に交換すると車が動かなくなるかもよ」という情報もあったのだが、ガセのようだ。オドメーター値はちゃんと継続しているし、ドアのロックアンロック、エンジンスタート、ドライブ、全く問題ない。
5
さて、モジュールを交換したのでリバース12V線は正常になったはずだ。
で、電圧を測ってみると、なんと7.5Vの電圧がまだ出ている! おかしい。。。RBCMが壊れたためではなかったようだ。 また無駄使いをしてしまった。
原因をいろいろ考えてみたら、最近ルームミラーのホルダー部分を調べるためにオートディミング用のコネクタを外してそのままにしていたことに気付いた。
このコネクタを接続したら、リバース12V線は通常時GNDとなって正常となった。
よく理由はわからないが、このコネクタにはリバース12V線がきているので、未接続のままにしておくと何か浮遊電位が発生するのだろうか。
ーーーーー
純正のルームミラーはきれいさっぱり取り外そうと考えているのですが、さて、どうしたもんでしょうか・・・
6
【2021.4.9 追記】
その後、調べて少しわかったこと。
リバース線がどこにもつながっていないと、IG1電源ONでバック電源端子(リバース線)には数V~10V程度の電圧が出る。これで正常のようだ。
リバース線に負荷がつながっていればIG1電源が入ってもリバース線はGNDレベルとなる。ただし電流は流れない。
純正のバックランプは白熱電球なので未点灯時は実質的に短絡状態となり、リバース線はGNDレベルとなる。
今はバックランプをLEDに換装しているのでオートディミング端子まで外すとリバース線が浮いた状態になる。そのため、IG1電源ONで電圧が出ることになる。
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