フロントホイールベアリングのグリスアップ
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
1時間以内 |
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22歳の頃、バイクのフロントベアリングが破損しタイヤが振れて転倒し死にかけたことがあります。
それがトラウマで、XMAXを購入してからもベアリングの交換・メンテはしっかりやってきました。
現在13万㎞を越え、年内には15万㎞を通過します。ベアリングの交換は、現在まで5回。だいたい25,000㎞ごとに交換してます。
ベアリングの精度が昔に比べ格段に向上してますので、まだまだ余裕はあるとは思いますが、個人的には3万キロ以上使うと壊れやすくなるのではないかと思ってます。
フロントホイール外すタイミングで、ベアリングを開けて状態確認とグリスアップが定期習慣なので、今回はその掲載です。
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ホイール外して、カラーを取ります。
カラーにもしっかりグリスアップしてますが、走行に伴いグリスが汚れを呼び込んでカラーが少しずつ削れています。
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ベアリングの交換は別途整備手帳に記載させていただいてますが、黄色矢印のカラーとベアリングの接触面の隙間が重要なポイントと思います。
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まずは、ベアリングを保護しているシールをマイナスドライバーで外します。
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外したシールにも汚れたグリスが付着してますので、綿棒を使ってきれいに出して、新しいのと入れ替えます。
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ベアリングのシールを外します。
個人的には、写真のサイズくらいの精密マイナスドライバーが一番外しやすいと思います
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交換から6,000㎞しか走ってないので、状態は良いのですが、せっかくなので入れ替えしました。
マイナスドライバーで、コツコツすくって取り出します。
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次に新しいグリスを詰め替え。
グリスはいつものベルハンマーゴールドです。
ベアリングには良いグリスだと思います。
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ベアリングの蓋を閉めたら、シールを均等に圧入します。
圧入する際は、27サイズのソケットが丁度良い具合なのでいつも利用してます。
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反対側。
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こちらは少しグリスが減ってました。
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これは少し入れすぎなので、この後減らしています。
ベアリング内部にグリスの詰め込みは、フリクションの増大に繋がりますので、ほどほどに。
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カラーには今回から利用するベルハンマーのメタルグリスを使用してみました。
ゴムへの攻撃性が低いようなので実験的に使用してみます。
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ベルハンマーのメタルグリスはこんな感じです。
少し柔らかすぎて使いづらい点が気になります。カッパーグリスによく似ていて、成分の中にモリブデンが含有されているようです。
YouTubeで動画アップされてましたので、性能に期待です。
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カラーを押し込み取付け完了。
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アクスルシャフトは回転しませんが、錆止め感じで全体に薄く塗りました。
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アクスルシャフトが通るアウターチューブのこの部分にもグリスアップ。
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ちょうど1号レベルの感じで、このグリスははみ出してきます。
汚れ付着防止のために黄色矢印の箇所からはみ出たグリスを綿棒で回収します。
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アクスルシャフトからもこんな感じではみ出ます。
しっかり拭き取りました。
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反対側はきれいにこんな感じ。
カラーの汚れはこまめに落とすようにしています。
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フロントホイール回転させるとスムーズに回り続けます。
私の場合、キャリパー装着時のフロントホイール回転数は、空転7~9回回ります。手をスナップさせて回す力加減の個人差があるかとは思いますが、
だいたい7回以上回ることを整備の目安にしています。
では、現在車体をバラバラにして整備してますので、次回はエンジンハンガー交換の巻きで掲載させていただきます。
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