レーシングストライプ施工
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
12時間以内 |
1
この車を購入した当初、レーシングストライプのDIY施工を試みたのですが、どうしても一枚貼りで綺麗に貼ることができず、やむなくフィルムを分割して貼るという中途半端な結果に終わっていました。
そうした失敗を重ねた経験に加えて、プロの作業工程をしっかり調べ、1年後に貼り直しのリベンジに臨んだところ、ようやく納得できる仕上がりに辿り着きました🍀
もちろんプロに依頼すれば綺麗に仕上げてもらえますが、ディーラーに見積りを頼むと、フィルム代3万+作業工賃12万でなんと合計15万円もふっかけられました😱
カスタム専門のショップに頼むとしても、やはり5〜10万円程度は必要になるようです。
DIYなら5,000〜8,000円程度の予算でトライできますので、私と同じくDIYでチャレンジしたい方のために、ここに作業のコツを覚え書きしておきます。
一枚貼りで綺麗に仕上げるポイントは大きく2点
・必ずナイフレステープを使う
・空気が抜けやすい仕様のフィルムを選ぶ
最初は漠然と、あらかじめ採寸してカットしたフィルムをそのまま車体に貼れば良いだろうと思っていたのですが、その方法では絶対にうまくいきません。(採寸済みの形で販売されている専用品は除く)
車体の大きさ・曲線度合いで微妙な膨らみが出てしまうので、まっすぐ採寸してカットしたフィルムを貼ると、どう頑張っても空気が入ってしまったり、合わせたい直線のガイドラインにフィルムをまっすぐ貼ることが出来ず必ず曲がってしまうのです。
逆に言えば、正解の形はまっすぐではなくわずかに曲がった形ということになるのですが、これを事前に採寸するのはかなり困難な作業になります。
つまり工程としては、車体にフィルムを貼った後で狙った形にカットする方法が効率的ということになります。
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そこで必須になるのがこのナイフレステープ。
カッターやデザインナイフで車体に貼ったフィルムをカットすれば、当然車体まで傷付けてしまいますが、このテープをあらかじめ切りたい場所に仕込んだ上からフィルムを貼れば、下地を傷付けることなくフィルムだけをカットできるのです。
私は3M製品で長さに余裕を持ったものを選びましたが、正直フィルムよりもいいお値段がします😂(約4,000円程度でした)
しかしここをケチらず、必ず用意しましょう。
プロが施工する場合も、ほぼこのテープを使っているようです。
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このナイフレステープ、使い方に少しコツが必要です。
いきなりぶっつけ本番で施工するのではなく、事前に似たような素材で練習して、ナイフレステープの使い方にしっかり慣れてから作業に臨みましょう。
私はノートPCを車体に見たてて、10回程度練習して思い通りにカットができるようになってから本番の作業に入りました。
コツは、カットを開始するテープの端をしっかりと折り、左手親指(の爪を立てるくらい)で動かないよう押さえておくことです。
これがうまくいくと折り目でテープのビニール部分だけうまく切れて、右手で糸を綺麗に引っ張ることができます。
慣れないうちは糸を引っ張る側の右手だけに意識を向けてしまいがちですが、押さえておく左手に意識を向ける方が重要です。
カットを開始する時はおそるおそる引くのではなく、勢いをつけて一気に引っ張り始めましょう。
糸を引く方向ですが、左手で固定してあるスタート地点から真逆のゴールへ向けて、車体から右手を離さず沿わせた状態でなるべく平行に動かしましょう。
ゆっくり引っ張り始めたり上に引っ張ってしまうと、フィルムが糸と一緒に剥がれたり、カットの断面がギザギザに汚く切れてしまったりで失敗しやすいです。
説明書が英文なので、商品だけ見ても使い方がよくわからないと思いますが、3Mのサイトなどを検索すれば日本語の使い方も出てきますので、事前にしっかり把握しておきましょう。
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ナイフレステープが使えるようになったら、いよいよ採寸です。
参考までに、私が施工したライン寸法です
太ラインフロント:22.5 × 109 cm
細ラインフロント:1.5 × 109 cm
太ラインリア:22.5 × 48 cm
細ラインリア:1.5 ×48 cm
中心の空白幅:6 cm
細い空白幅:1.5 cm
前エンブレム 直径13cm
まずはボンネットの一番上側から車体幅を測り、その中心点にマスキング等で印を付け、同様の作業を一定間隔(5〜10cm程度)でボンネットの上から下まで十数回繰り返し、中心になるラインを作ります。
その中心線の左右に一定幅のマスキングテープをまっすぐ貼ってラインを作っていきます。
この工程、かなりの時間と根気が必要です。
中心がどの部分か見極めるのも難しいし、直線が曲がらないよう採寸して場見っていくのも本当に難しい。
適当に一番上と下だけ測ってテープ引っ張ればすぐ済む話だろうと思いがちですが、ボンネットは想像以上に大きく、また複雑な曲線で作られています。
雑な採寸で少しでも距離が空くと、不自然に曲がってしまいすぐに破綻してしまうので、面倒がらずに緻密で丁寧な採寸をお勧めします。
ちなみに私はたったこれだけの作業に約6時間かかりました。
フィルムを実際に貼る工程より、これこそがメインの工程だと覚悟して臨みましょう。
マスキングテープで作ったラインを基準に、フィルムをカットする場所へナイフレステープを貼って下準備が出来れば、作業の9割終わったも同然です。
ナイフレステープが直線かつ、左右対称に貼れているか遠目に離れていろんな角度で最終確認して下さい。
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いよいよフィルムの貼り付けです。
ナイフレステープで切る範囲よりやや大きめに(10cm程度)余裕をもっておおまかにフィルムをカットし、車体に貼りつけます。
空気を入れずに貼るコツは『中心から外側へ』。
スマホ画面の保護シートや保護ガラスを貼るのと同じ要領です。
台紙を一度に剥がしてしまわないよう慎重に。
針や爪楊枝の尖ったもので台紙の真ん中あたりを剥がして浮かせて、フィルムは切らず台紙だけをハサミで切っておくと楽です。
中心から台紙を少しずつ剥がし、粘着面に霧吹きでたっぷり水を吹き、空気を抜きつつ車体の曲線にフィルムを伸ばし合わせながら貼っていきましょう。
無事フィルムが貼れたら、いよいよ最後にナイフレステープで裁断です。
四隅の縦横でテープが重なっている部分は、どちらを先に剥がすか順番を間違えないように。
慎重かつビビらず大胆に仕上げましょう。
ちなみにエンブレムの曲線部分ですが、私の場合はここだけ事前にフィルムを採寸カットしておき、形に合わせて貼りました。
ナイフレステープの扱いに自信がある方はそのままテープでカットできると思いますが、私は曲線を確実に美しく切る自信がありませんでした💦
作業される方は自己判断でお願い致します🍀
なかなか気合いの必要な作業ですが、興味のある方はぜひチャレンジしてみてください🔥
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