ある暖かい日のこと。電車の中でうたた寝しそうに目をこすっていたら、私の左隣に、若い女性が楽しそうに編み物している姿が目に入ってきました。よく見るとどうやら小さな手袋のようなものを編んでいる。ちらっと目をそらすとそこにはベビーカー。中には小さな赤ちゃんがスヤスヤと気持ちよさそうに寝ていました。「ああ、この子の分なんだな」私はその日、幸せで、暖かい気持ちに満たされました。