
今まで乗った中で一番面白いクルマですね!
挙動に少し癖があるんですけど、慣れてくると凄く軽快な動きで運転が楽しくなります。
595のエントリーモデルということでエンジンパワーが一番低いのに乗ったのですが、これでもかなりスリリングな感じです。
制御不能なまでのパワーという訳ではないですけど、軽量で小柄なボディに対して過剰なパワーと言えるかもしれないです。
レスポンスが非常に良いので少し踏み込むだけで一気に加速します。
足回りですが、車体の重心位置が少し高めに設定されているのでコーナーを攻め込んでいくとロールが出てクルマの癖が掴めるまで恐いです。
そして、バネレートが固めに設定されているため路面のちょっとしたギャップでも跳ねます。
収束は速いので急に制御不能になってスピン、みたいな感じでは無いですが人によって好き嫌いがはっきり出そう。
個人的には少し固い車高調を入れて走ってるレベルなので乗れないことはないです。
このクルマで一番困ったのはペダル配置ですね。
元々、左ハンドルのクルマを右ハンドルにしているのでペダル(アクセルとブレーキ)が左にズレてます。
そのため、ブレーキを踏もうとするとクラッチに足が当たりそうで凄く踏みづらいです。
ちなみに自分は試乗中にブレーキを入れようとしてクラッチを掠めました。
巷では”ベビーギャング”なんて呼ばれているそうですが、正にそんな感じです。
非常に軽快に動き回るんですけど、動きの節々に危険な香りを醸し出しています。
まあ、基本的にはよくあるコーナリングマシンと同じようにアクセルを踏んでると挙動が安定します。
後は速めにブレーキを入れて体勢を乱さないようにする技術が必要になりそうですね。
左足ブレーキが普通に出来るレベルであれば、積極的に攻め立てて行けると思います。
クルマ側からドライバーに対して挙動で危険を知らせてくれるので、クルマからの声に応えることが出来れば頼もしい相棒になりそうです。
乗り手を選ぶクルマだと思いますが、腕に自信のある方に是非乗って欲しいクルマです!
個人的には左ハンドル車をオススメします。
Posted at 2019/05/28 17:08:54 | |
試乗記 | クルマレビュー