前回キャブレターからガソリンがダダ漏れし、エンジンの塗装を傷めてしまいましたので、その補修を行います。
ガソリンが掛かった部分を丁寧に脱脂してマスキングを行いクレの耐熱ブラックを吹き付けます。
マスキングは少々面倒でしたが、吹き付け完了までの作業時間は1時間程度でした。
補修完了です。剥がれても簡単に補修できるのが缶スプレー耐熱塗料の良いところです。
続いてキャブレターの漏れ止め対策を行うため再度分解します。
前回漏れが激しかった加速ポンプのダイヤフラムについて新品の入手を試みたものの目処が立たなかった為、一か八かで液体ガスケットを塗布して組み付けました。
パーツクリーナーの液を溜めて暫く様子を見ましたが漏れませんでしたのでこれは期待できそうです。
キャブレターの組み立てが完了しました。
そして車体に再び装着します。
サブタンクを取り付けガソリンを入れれば始動できる準備が完了しました。
ガソリンが漏れた時に備え、念のためエンジンにビニールシートを掛けます。
ガソリンを通して暫く漏れがない事を確認し、いよいよエンジン始動です。
メインスイッチをONにしてチョークを使用し、クラッチを握りスタートボタンを押すと・・。
キュルキュルキュル ブォーーーン!!!
ついに掛かりました!!
空冷4気筒Zの乾いた良い音がショート管から響き渡りました。素人が初めて大形バイクの腰下からのエンジンオーバホールに挑戦して1年2ヶ月、努力が報われた瞬間です。
キャブレターを調整してアイドリングを1000回転ぐらいで安定させます。
なぜかバキュームメーターの針が動かなかったため、キャブレターの同調は後日に回して車体をガレージの外に出し、国内登録の審査に必要な車体の前後左右の写真を撮影するため外装を仮付けします。仮付けといってもあとはシートを固定してガソリンタンクとキャブレターをホースで繋ぐだけの状態です。
外装セットを装着します。外観上は最終形です。
思わず初跨りをしてピースです。しかし、このバイク、足つきが激悪です。元々シートの幅が広いうえに角が立っているので短足の私の足つきを更に悪くさせています。
ガレージにホンダとカワサキの旧車が2台並びました。これを見ながら飲むビールは最高です。
今後はキャブレターや車体の調整を行いつつ、国内登録と車検取得に向けて動き出します。諸々のトラブルに遭遇したため年内の公道デビューは難しい状況となりましたが、来春のデビューを目指します。
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2023/11/27 09:48:21