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ダーやんのブログ一覧

2023年09月03日 イイね!

KZ1000 LTDプロジェクト㉞

KZ1000 LTDプロジェクト㉞組立て作業の続きです。

ワイヤー、ホース類の長さを計測するためハンドル回りの部品を仮装着します。

グリップ、ハンドルスイッチ、スロットルホルダー、ブレーキ・クラッチレバーを装着しました。

左はこんな感じになります。クラッチレバーASSYは純正品を再塗装したものです。スイッチボックスはダミーでまだ配線を施していません。

右側です。スロットルホルダーはACTIVE製、ブレーキマスターはデイトナxニッシン製のレトロタイプにしました。左右のグリップはZ900RSの純正品を移植しました。Z900RSにはキジマ製のグリップヒーターを装着する予定です。

プラグホールからホコリの侵入を防ぐため、プラグを仮装着して蓋をします。

今回装着するのはNGKのBR8ES です。このプラグは抵抗入りで、ETCやドラレコ等の電子機器へのノイズによる影響を低減させる効果があります。旧車に電子機器を装着する場合は、抵抗入りプラグの装着をお勧めします。

手締めで仮装着します。

クラッチカバーを装着します。

オイルラインを装着して新品のオイルプレッシャースイッチを付けます。


カムチェーンテンショナーを装着します。

いよいよオイルパンを装着してクランクケースを完全に閉じます。

ガスケットと液体ガスケットを併用します。

上から見ると完成に近づいているエンジンですが、下から覗くとギヤが丸見えのガラ空き状態です。

オイルパン装着に併せ、新しいオイルフィルターとドレンボルトを装着します。

これでクランクケースが完全に閉じました。

続いてインテークマニホールドを装着します。

二次エアーの吸い込みによる不調を予防するため接合部には液ガスを塗っておきます。ブローバイフィルターも装着しました。

シリンダーヘッドのクラッチワイヤー接続部からのオイル漏れはZ系の定番のトラブルにつき、Oリングが2個付いた強化対策部品を装着します。

こんな感じでマフラーのフランジの上部に装着します。

セルモーターを装着します。このモーターは元々車体に付いていたものを分解掃除したのみで、まだ動作確認ができていないため、動く事を願うばかりです・・。セルモーターの新品は高いですからねぇ・・。

エンジンの右側は、あとウオタニのピックアップを装着してポイントカバーで蓋をすれば完成です。

一方、左側はフライホイールとドライブチェーン、クラッチワイヤーが未装着なので、もう暫く掛かりそうです。


9月に入り夜は少し涼しくなり、作業がし易くなりました。この車体を購入して早いもので間も無く1年が経ちます。10月の車体完成と年内の公道デビューを目指して頑張りたいと思います。

Posted at 2023/09/04 00:55:28 | コメント(0) | トラックバック(0)
2023年08月28日 イイね!

KZ1000 LTD プロジェクト㉝

KZ1000 LTD プロジェクト㉝お盆休みで暫く作業が中断したため、大きな進展はありませんが、レストア作業の進捗についてご紹介します。

フロントブレーキのキャリパーを組み立てました。これらが用意した部品です。

ピストンのシールとダストブーツにシリコングリスを塗ります。


右側はすでに完成しています。実は左側を組み立てる際にダストブーツとOリングをシャフトボルトを挿入する時に傷つけてしまい、買い直しとなりました。写真の4セットで約5千円します。トホホです・・。

今度は慎重にボルトを挿入して完成しました。


早速車体に取り付けます。

ブレーキホースを2本に分岐させるジョイントをステムに取り付け、左右のロワーホースを取り付けました。アッパーホースはハンドルとの距離を測り、後日ジャストサイズの物を購入します。

フロントブレーキキャリパーとホースが付きました。フロントホイールはあとスピードメーターのケーブルを装着すれば完成です。



ネジ穴の修理に出していたシリンダーヘッドが戻ってきましたので、早速装着します。

この2つのネジ穴をヘリサート加工で修理して頂きました。

一旦シリンダーヘッドを外した事により、ガスケットも付け直しとなったため、今回はPAMS製の信頼性の高い物を購入しました。



シリンダーヘッドの面研に伴う高さ調整のため、前回ベースガスケットは純正のものを2枚重ねにしましたが、今回はヘッドガスケットの厚さで調整することにして、ベースガスケットは1枚のみにしました。ベースガスケット交換のためシリンダーブロックも一旦外す事になりました。

再びシリンダーブロックを装着し・・。

ガスケットを装着しました。

そしてシリンダーヘッドを装着します。

既に何度も行ったバルブタイミング合わせを再び行います。だいぶ小慣れてきました。まず1番と4番ピストンを上死点に合わせます。

この状態で排気側カムシャフトを矢印の刻印の位置でカムチェーンに噛ませます。

続いて吸気側カムシャフトも指定の位置に上の矢印から28番目のピンをスプロケットの28と刻印された位置に合わせます。

カムチェーンガイドスプロケットを装着し、この状態でクランクシャフトを回してスムーズにカムが動けばバルブタイミングはOKです。

手前の三日月の切掛けにカムプラグを装着してフタをします。

続いてクラッチのセンターハブナットを締めます。これは専用の回り止めの工具がないと規定トルクまで締め上げるのは無理と思われたため、今後何回使うか分かりませんが、工具を購入しました。

続いてクラッチのフリクションプレートとメタルプレートをオイル漬けにして1枚ずつ交互に嵌めて行きます。


プッシャーやスプリングを装着してクラッチの組み立てが完成しました。

シリンダーヘッドカバーも装着してエンジンの形になりました。

少しずつ、少しずつ形になって行きます。エンジンが閉まれば、電装系に取り掛かります。


Posted at 2023/08/28 15:07:04 | コメント(0) | トラックバック(0)
2023年08月16日 イイね!

KZ1000 LTD プロジェクト㉜

KZ1000 LTD プロジェクト㉜引き続き外装部品を装着してバイクの形にして行きます。

前回仮装着した後輪を外し、ブレーキディスク及びキャリパー、ドリブンスプロケットを装着します。


ステップを装着します。

ドライブスプロケットを仮装着します。

前輪にもブレーキディスクを装着します。


続いてフロントフォークを組み立てます。組み立てに必要な部品や消耗品です。インナーチューブに点サビが見られたため、今回新品に交換します。

インナーのピストンを固定する特殊工具を持っていないため、ボトムのボルトはインパクトでオーバートルクとならない程度に締めます。

オイルシールを装着します。

オイルシールにシリコングリスを塗り、ホームセンターで買ったエンビの配管パイプで叩き込みます。外径40mmのものでジャストサイズでした。

ワッシャーを入れリングで固定します。

ダストカバーを付けます。

ドレンボルトとOリングも新品に交換します。


フォークオイルはサービスマニュアルに記載される許容量の範囲の中間値を取り各々175mlを入れます。

空気抜きをしてスプリングを入れた後、ヘッド側のキャプボルトを締めて出来上がりです。

早速車体に装着します。装着時にはヘッドライトステーも併せて装着します。

フロントフェンダーを装着します。

前輪のアクスルシャフトもPMC製のステンレスタイプを装着します。

前輪が付きました。ホイールとフェンダーの形状より、見る人が見ればMK2と識別できます。

今回ハンドルはハリケーン製のヨーロピアンタイプにしました。当初アップハンドルの絞りタイプにしようと考えていましたが、MK2にはよりスポーティーなヨーロピアンタイプの方が似合うのではと思い、悩んだ末にこれにしました。



前後ホイールとハンドルが装着できたので、移動させる事が可能となりました。初めてガレージの外に出してみます。




前後ホイールが付いた事で大型バイクとしての存在感がより一層高まりました。部品をつける毎にMK2に近づいて行くためとても楽しい作業です。


Posted at 2023/08/16 12:55:51 | コメント(0) | トラックバック(0)
2023年08月07日 イイね!

KZ1000 LTDプロジェクト㉛

KZ1000 LTDプロジェクト㉛シムが届いたのでシリンダーヘッドの組立てを再開します。


早速シムをセットします。

カムシャフトを装着して各カムとシムの間のクリアランスを測ります。

全て許容範囲である0.05〜0.10ミリの間に納まりました。従って、仮付け用のボルトを1本ずつ外し、本付け用のボルトに交換してマニュアルで指定された順番通りに規定トルクで締めて行きます。


この時問題が発生しました。2本のボルトが最後トルクを掛けた時にキュッではなく、ヌルッとした感触が伝わり、これはやってしまったと思いました。ネジ山を壊してしまった様です・・。


ここはカムの回転により常に力が掛かるため、修理せずには先に進めません・・。バルブタイミングも合わせて漸くここまで組み上げましたが、一旦後退です。

折角なのでカムカバーを装着してみました。良い感じです。

シリンダーヘッドを再び外して内燃機屋さんに2箇所のネジ穴をヘリサート加工して頂きます。一歩進んで二歩下がる、これが旧車レストアの醍醐味というか真骨頂というか、そう考えないとやってられません・・。

シリンダーヘッドが返ってくるまでの間、他の部品を装着して行きます。ステムのベアリングをテーパータイプに交換します。

まずは下側にベアリングレースを打ち込みます。

続いて上側も。

ステムのボトムにもベアリングを打ち込みます。

車体に装着しました。


次にスイングアームとリヤショックを装着します。


だいぶバイクらしいフォルムになってきました。

リヤホイールのシャフトを装着します。今回PMCのステンレス製のものを用意しました。

装着します。


シャフトを付けたらホイールも付けてみたくなり仮付けしてみました。

これまた良い感じですね。


これからはだんだんMK2の形になって行く楽しい作業です。
Posted at 2023/08/07 22:35:56 | コメント(0) | トラックバック(0)
2023年07月31日 イイね!

KZ1000 LTDプロジェクト㉚

KZ1000 LTDプロジェクト㉚今回はシリンダーヘッドを組み立てます。

まずはシリンダーヘッドにこれらの部品を取り付けて行きます。

今回バルブステムシールは内燃機屋さんのアドバイスに基づき、スズキの純正部品を使う事にしました。ここはオイル下がりの原因に繋がる重要な部品です。

店主によるとカワサキ製は側面がゴム製ですが、スズキ製は金属製のため、より丈夫にできているそうです。

オイルを塗ってバルブガイドに装着します。

そしてバルブを装着します。

バルブを装着するのはスーパーカブのエンジンを組み立てた時以来で5年ぶりです。

コッターをピンセットで定位置に装着しますが、コツを掴むまでに時間を要します。

なんとか装着できました。これを8回繰り返します。

完成しました。

シリンダーヘッドを車体に載せる前にマフラー用のスタッドボルトを装着します。

ネジロック剤を使用して装着します。

シリンダーブロックにカムチェーンガイドローラーやOリング、ガスケットを装着します。

そしてシリンダーヘッドを載せます。
更にエンジンらしくなってきました。

シリンダーヘッドナットを規定のトルクで締めます。

シリンダーヘッドが固定されました。

カムシャフトを装着するため、ポイントのベースを装着します。今回点火系はウオタニSP2を装着する予定のため、これはあくまでも上死点を合わせるための仮装着です。

1番4番のピストンを上死点に合わせます。

4番のプラグホールから覗くとすぐそこにピストンが来ています。よって上死点である事が確認できました。

カムチェーンを排気側のカムシャフトスプロケットに装着します。赤丸印の矢印の刻印がある部分をシリンダーヘッドの上端に合わせます。

続いて排気側矢印刻印の次のピンから数えて28番目のピンを吸気側のカムシャフトスプロケットの28と刻印された部分に装着します。これでバルブタミングは合う筈です。

シム調整のために最低2回カムホルダーを脱着する必要がありますが、この時シリンダーヘッド側のネジ穴へバルブスプリングの力が掛かってしまうので、その力を軽減するため写真のボルト・ナットを16本用意しました。

最初にボルトをシリンダーヘッド側のネジ穴に深くねじ込み、その後ナットで徐々にカムホルダー締め付ければ、車体側のネジ山に負担を掛けずに脱着できるという仕組みで、Z専門店のPAMSさんが専用の工具を販売されていますが、それをヒントにホームセンターで売られている材料で同様のものを用意しました。ボルトナット売場でバラのM6の10cmのボルトを16本買いましたが、家に帰ってよく見てみると9cmの物やら11cm も物やらが混ざっておりガタガタな状況でした。使用には問題ないのでこのまま使う事としますがホームセンターのバラ売り部品のトレーの中身は要注意ですね。

こんな感じで装着します。ボルトはもう少し短いものの方が扱い易い感じでした。これはシム調整時には必須な工具だと実感しました。

各カムのクリアランスをシックスネスゲージで確認します。サービスマニュアルで許容されるクリアランスは0.05〜0.10mmですが、場所によっては0.30〜0.40mm程度のクリアランスが見られます。これは今回バルブをレストア用のものに交換した事によるものです。レストアでバルブのシートカットを行うとノーマルの状態よりバルブが奥に入り、お尻の棒の部分が上に出っぱるため、この場合シムを薄いものに交換しますが、薄いシムはカムの力で割れるリスクがあるため、内燃機屋さんでは一般的に棒の頭を削る加工をするそうです。今回入れた新品のバルブはレストア専用のもので最初から若干短いサイズのものなので、逆にシムを厚くする必要がありますが、シムが割れるリスクは低減されます。

シム調整はまず現状のクリアランスを各カム毎に2箇所ずつ測り、大きい方の値を採用します。現在使用されているシムの厚さにクリアランス値を加算し、その合計値から許容クリアランスであるMIN 0.05mm MAX0.10mm を差し引き、2つの数値の範囲内で設定されているシムを購入します。今回は黄色の6個のシムを購入します。

こちらがこれまでついていたシムです。各シムには厚さが記載されていますが、ノギスで測ると数値の通りの厚さでした。長年の使用による摩耗は殆どない様です。


シムの納品を待って作業の続きを行います。

Posted at 2023/07/31 22:41:57 | コメント(0) | トラックバック(0)

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